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幸せってなんだっけ

お金と幸福感の関係が変化しつつあるようです。

なんとも身も蓋もないタイトルですが、こちら。

2010年発表の『年収7万5000ドルを越えると幸福感は頭打ちになる』という内容はかなり有名ですね。

しかし今回の研究によれば、お金による幸福感への影響は近年強まっている傾向にあると言えるそうです。

具体的には、幸福感は"収入"と"教育レベル"からの影響が顕著になってきています。1970年代にはさほど差が見られなかったのが、現在では10ポイントほどの差になっています。研究チームはこの理由に"所得の不平等が拡大したこと"を挙げています。


と言いつつ、これはどちらもアメリカ人を対象にしたデータなので、母集団が変わるとどうなのか、そしてもちろん日本はどうなのか、とても気になるところです。

まぁ元の研究も『自分の人生がうまくいっていると感じるか?』という質問で幸福度を定義した場合は"頭打ち"の現象は見られない、とされているようですので、なんだか眉唾な感じがしてきます。

詳しくはこちらをどうぞ。同じメディアから10年前の記事です。


データを読み解くって簡単なようで難しく、母集団の特性や特定したい対象の定義などによって、大きく意味合いが変わります。

目先の数字に踊らされることなく、キチンと全体を把握しながらフラットに見ることが大事ですね。そもそも科学的には比較できない数字を比較しているケースも多々ありますから。

今もまさに、感染者数が話題ですが、シチュエーションの深刻さを語るには、そもそもの検査数・検査の信頼性・母集団のバラつき・行動履歴との関連性・無症状率・重症化率・死亡率・再生産数・病床のキャパシティ・医療従事者の稼働率・対策による経済面への影響・行動制限による心理的影響・遺伝情報の変異率・薬理学的有用性・新規に出ている知見の信頼性、、、などなど無数に関連するファクターを整理する必要があります。

単純なデータで語れるものなんて、そうそう無いんです。


人の幸せもそうですよね。

その人にとって何が幸せかなんて、その人が決めるしかなくて、単純に割り切れるものなんかじゃないと思うんです。

シンプルなのは他人の立場だけで、それを応援するか受け入れるか、それでなければ離れるか、の間にしかないんだなぁ。とか。

何がその人にとって幸せかなんて、誰も分からないし、だから、自分で決めていいんです。


外から見ていたら「こうしてくれれば」と思うこともあります。もちろん僕だって思う。

でも「これがあの人の幸せだったんだ」と、ただ受け止めることしかできない時もある。そうやって悲しみに蓋をするしかない時もありますね。

心の片隅で蓋が少しだけズレて、
重たくて苦しくて、でも少しだけ懐かしい悲しさにあてられたような。
そんな土曜日でした。


明日も頑張ろう。今日は早く寝よう。

わけわからんくてすみません。昔色々ありまして、つい、ね。

寝よう。悲しい。寝よう。


読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。