ロボットの進化って、思い描いてたのと違うよね、、、?
鉄腕アトムの誕生は、設定だと2003年でした。ずいぶん前じゃないか!
もう2020年ですよ、ロボットが生活に溶け込んでていい頃だと思ったんですが、全くそうなる気配がありませんね。
とか言いながらも、だいぶ進歩してきているみたいですよ。
なんでもオムレツが作れるようになったのだとか。
オムレツって調理するの難しいですよね。ドラマとかでも、見習いの料理人さんが袋に入れた水をフライパンに乗せてトントンしてる描写があったりしますし。
それをロボットが作れるなんて、凄い進歩じゃないか!と思ったのですよ。そう思うでしょ?ひとまず動画を見てみましょう。
(上の記事に貼ってある動画です。1分ちょっと。)
見ました?
見た?
なんかさ、
思ってたのと違くね?w
これは期待したこっちが悪いの?
焼き上がったオムレツをその辺の正義マンにでも叩きつけてやりたくなりますが、まぁ一旦落ち着きましょう。
開発はイギリス・ケンブリッジ大だそうで、食文化が違いますから。
なんせ、このロボット、焼くだけじゃなくて味付けまでしてくれますから。この味付けは機械学習で調整してますから。どうやら「期待以上にいい!」との評価が研究チーム内ではされているようです。
冷静になると、料理というのはかなり複雑な工程なのですよね。お料理教室があるくらいですから、(一般的には)人間にとっても難しい技術なのでしょう。
ロボットの研究が進めば進むほど、人間の脳における処理がいかに複雑なのか理解され、未来予想に描かれたようなロボットがどんどん難しくなっていくのですね。
つまり、人間のことを理解しなければ、人間らしいロボットを創ることはできないワケです。
料理ロボットの難しさは、"美味しさ"という知覚があまりにも複雑であること。味(すでに複雑)・食感・温度・香り・文化的背景・経験的学習・見た目・盛り付け・・・これだけの要素が関わって"美味しさ"が生まれているわけです。そりゃムズいわ。
あ、でも、もう少し単純な"身のこなし"は、もっと目覚ましい進化みたいですよ。
昨年のちょっと古い情報ですので、目にした方も多いかもしれませんね。
なんか大はしゃぎしてるみたいなサムネですが、30秒の動画をどうぞ。
こりゃすげぇ。30代一般男性にはちょっと真似できないかもしれないぞ。。。
開発はボストン・ダイナミクス。一時期「キモいw」と評判になった4足歩行ロボット『Bigdog』の開発元です。
こんなヤツですね。
これはマジでキモいw
でも凄い。
こうしてみると、人間が姿勢を保持しているなかで複雑な知覚と処理をおこなっていることが分かりますね。普通に立って歩いてるだけでも凄いことなんだなぁ。。
この領域でもう少し興味深いのは、受動歩行ロボットです。
名古屋工業大学の佐野教授が研究してらっしゃるもので、動力を使わずにルームランナー上を歩き続けるロボット(装置?)なんです。もう意味わからんですよね。動画見ましょう笑
きれいなフォームしてるだろ。ウソみたいだろ。
動力無いんだぜ。それで。
この動画を発見した記事の、佐野教授のインタビューによれば、
歩行とは行動というよりも、重力によって起きる一種の自然現象だと私は捉えていて、だからこそ歩行を「歩行現象」と呼んでいます。右足を一歩前に出せば左足が地面から離れる歩行現象は、生命・非生命に関係なく起きる単なる物理現象なのです。人間はうまくその物理現象を取り入れて、重力を活用して歩いているとも言えます。
歩行という当たり前の行為ですら、僕らはあまり分かっていないのですね。
右足出して、左足出すと、、、、歩ける!
とかってネタで笑ってましたが、笑ってる場合じゃなかったわ笑
思った以上に僕らは、その通りの歩き方をしていたのかもしれない。
このくらいにしますか。
ロボット研究の面白さをお伝えしようという試みでした。専門じゃないので、浅い話でごめんなさいね!
しかし、日本式オムレツが作れないロボットを笑ってる場合じゃないですね。人間こそ何も知らないじゃないか。日々学んで前に進んでいかねば。
なお、ドラえもんの誕生日は2112年ということで、まだ余裕があります。
なんてね。
ということで、お付き合いいただきありがとうございました。
お相手は わたくし
納木 まもる でした。
次回も楽しんでもらえますように。
<編集後記>
ドラえもんの声が水田わさびさんになって、もう15年も経つんですね。
最近のプニプニの柔らかそうなドラえもんの方が好きだけど、声は大山のぶ代さんの方が馴染みがある。そんな昭和生まれです。
ロボットとの生活はあまり憧れないけど、アイアンマンことトニー・スタークの執事AI"ジャーヴィス"は憧れまくります。
と思ったらザッカーバーグが2016年から稼働させてるらしい、やっぱりすげーな!声はモーガン・フリーマンだって!
読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。