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ストーリーテリングを学ぶ(実践編~ ~2つのランドセルの物語!~


私が学校で子どもたちに話すとき、ストーリーテリングの力を最大限に活用していたことに気づきました。

今後は意図的に活用していきたいと考えています。時にはシンプルに簡潔に・・・時にはストーリーで心へ自立と成長の種を蒔くイメージです。

今までもたくさん話してきたかもしれませんが、直近では3月の卒業式前に全校児童に「2つのランドセル」というテーマで話をしました。私は2つのランドセルを持って体育館に立ちました。

ここに2つのランドセルがあります。一つは6年生の児童から借りたランドセル、もう一つは1年生の児童から借りたランドセルです。

「どちらがきれいですか?」と聞かれたら、ほとんどの人は新しい1年生のランドセルを選ぶでしょう。しかし、私たちが大切にすべきは「きれいさ」だけではありません。

6年生のランドセルを手に取り、その表面をなぞります。古くなった皮、すり切れた傷、それぞれが6年間の学校生活、勉強や運動、友達との遊び、時にはけんかや仲直りなど、数え切れないほどの思い出を刻んでいます。

ランドセルを開けると、中は空っぽです。でも、私には見えます。小学校生活6年間のたくさんの思い出がこの中に詰まっているのが・・・・。

6年生の皆さん、卒業するまでランドセルを大切にしてください。そして、卒業式の日には、ランドセルの中に詰まったたくさんの思い出を胸に、卒業式に臨んでください。

1年生から5年生の皆さんも、卒業するまでに、たくさんの楽しい思い出を詰め込んでください。そういう小学校生活を期待しています。

話は僅か3分ほどです。子どもたちは真剣に話を聞いていました。ストーリーテリングは、日常の中で意図的に活用することで、人々の心に深く響くメッセージを伝えることができます。間接的ではありますが・・・。

しばらく、ストーリーテリングの学習をします。次は、ビジネスとストーリーテリングについてアウトプットしてみます。