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好きになると決めれば好きになれる!

私たちが本気になれば「好きになりたいものを好きになり、嫌いになりたいものを嫌悪する」心理操作ができるようになります。

高階良子さんというマンガ家がいま、半生記をコミックにまとめています。

その第2巻に自身がどうやって好きだった牛乳を嫌いになったかというエピソードがあります。ささいな話なのですがまるまる5ページ費やされていて非常に興味深い内容です。

高階さんはもともと牛乳は好きでした。

けれども家庭が貧しかったうえに、母親が高階さんにたいして妙に理不尽で、生活保護を受けていたとき家でもまともに食事がとれず、ずっとひもじい思いをしています。

そのタイミングでたまたま、同級生が牛乳を友達に譲るのを見て「かっこよくてうらやましい!」と感じるのです。

しかも間の悪いことに、担任の先生に叱られます。

「生活保護を受けて給食を食べられているのだから、ああいう時はあなたが譲るべきだ」と叱責されるのです。今では問題になりそうな話です。しかし戦後間もなくの学校ならばありそうな事件です。

このとき恥ずかしさのあまり高階さんは次のように考えます。

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