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時間を見積ためにも「ふつうにゆっくり」行動する

タスクシュート時間術では行動にかかる時間を大雑把に見積もっておきます。

そうすることによって「1日かけてこれだけのことをしたら眠るのは何時になるのか?」を朝起きた段階で予測できるからです。

このような話をすると

「それは便利そうだけど、行動にかかる時間の予測はどうやるの?」

と聞かれます。

そのために、あらゆる行動を記録に残し、その平均値を取るわけです。

「なんて面倒くさそうな!」

と、ふつうは思われてしまいます。

しかしこれはあくまでも基本的な考えかたです。実際にはたった1日の記録をとっただけでも多くの行動の「見積時間」を予測できるのです。

というのも、そんなに厳密な予測時間はそもそも必要ないからです。たとえば自宅から最寄りの駅までは徒歩で15分です。この予測を14分としてみたり16分としてみる必要はまったくありません。

ただ、より正確に予測したければ、そもそもふだんからの行動を「ふつうに少しゆっくりする」ように心がけるべきです。

駅まで急ぎに急げば10分程度で行けます。しかしこれを「予測時間」としてしまうと、いつでも全速力で走るのが前提になってしまいます。

この件はあらゆる行動にあてはまります。

たとえば我が家の「朝食準備」の記録は次のようになっています。


これを見る限りでは、朝食の準備にかかるであろう時間はだいたい30分です。25分の日もありますが、それは「急ぎに急いだ場合」の話です。

そして私はこの見積を36分としています。そうしておけば、これ以上の時間がかかることはまずあり得ないのです。

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