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Welcome to America

※写真はジャカランダです。春になると日本の桜のように紫色の花が咲きとてもきれいです。

先日は夫の友人のスティーブが夕食に来た。

スティーブは夫の父親が住んでいる場所より更に奥に入った山に大きな敷地の中に住んでいる。

もともとニューヨーク出身でカウアイ島に13年住み、その後にマウイ島に来た。

スティーブは日系アメリカ人ではなく全くの白人。
日本の文化が好きで何度も来日している。

スティーブの前の妻は生粋の日本から来た日本人だった。

日本人の奥さんとは残念なことに別れてしまったが健康管理のため、日常的には和食中心にしているそうだ。

茶碗蒸しは朝食に作るし、ゆかりはドレッシングに入れるし、美味しい出汁はアマゾンから購入しているし、味噌は野菜の炒めものの調味料として使い、そばは10割そばを選び、肉よりは魚のほうを多く食べ、白米は好きだけど最近は十穀米にしている…というように健康志向が強いアメリカ人だ。

私と夫のここ3日間の食事はコストコのピザのみの夕食、翌日はプライムリブを食べに行った。昨日はバーガー、そして今日は夫がポークローストとワカモーレを作った。
夫に任せると、野菜が登場しないことになる。
「ここのところ、野菜食べてないね」と私が夫に言ったことを夫はスティーブに話した。

スティーブはWelcome to Americaと言った。
つまり不健康なジャンクフードの国へようこそ〜という意味だ。
私は爆笑してしまった。
スティーブはサーキャズム(ユーモア)を言って楽しむ人だ。

アメリカは健康意識の高い人と低い人の差がめちゃくちゃ激しい。

昨晩スティーブが来てくれて、和食の話をしたことが良い刺激になればいいのだが、長年の夫の食生活を健康にしていくのは容易ではないと思っていた。
私は無理強いすることは嫌いなため、自発的に気が付いてくれるのを待っていた。

あれから少しずつだが、夫が買い物で野菜と果物を買うようになってきた。

そして自分のランチボックスにはレタスも入れたサンドイッチとブラックベリーやブルーベリー。

ジャンクフード三昧の食生活から、なんという劇的な変化だ!

次のステップはウォルマートや他のスーパーで買えない和食材をアマゾンから買ってもらうことだ。

マウイ島にも和食材を売っている店もあるが高いし種類もそれぼどないので欲しい物が見つからなかったりする。

夫よ、いつも最後は私の言うことを受け止めてくれて本当にありがとう。

健康で長生きしてね…


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