自然のこと67 | 大雪。天照瞬間とDNAの導き。
稲佐山展望台、それはまるで異次元の窓を覗き込んでいるかのような体験だった。長崎県に佇むこのランドマークは、標高333mから煌めく夜景を人々に届けている。その美しさは、世界夜景サミットでモナコ、上海と共に新たな三大夜景に輝かれたほどだ。
窓の開発者、阪井祐介さんの思い出の地、稲佐山展望台。夜の幕が降りる中、ネオンが街を照らし、星々が天空を舞台に華麗なダンスを繰り広げる。地上と天空が入れ替わったような光景は、まるで宇宙の秘密の一端を垣間見たかのような感覚を覚えた。
360°を山々に囲まれた地形が長崎港を中心に広がり、大村湾内の穏やかな海の向こうには雲仙、天草、五島列島が広がる。窓からも向こうに広がる異次元の美しさは伝わっているはずだ。
夜空に広がる金星が、1000万ドルの夜景と同等に煌めくのを眼差し、山頂から眺める海辺に先人たちが夢を語り、新たな伝説の始まりを目の当たりにしながら、光の戦士たちが日々勤めを重ねる大仕事に感謝の念が溢れたその瞬間だった。動画の1:11:11あたりから動画の中心あたりの海面に注目いただきたい。横長に伸びた雲に太陽が一時的に隠れたことで光が屈折し、光線に角度がついたこと、そのほかのいくつかの要因が重なったことで、奇跡的にひとつだけビルの影が海面に映し出されたのだ。時間にして数分の出来事だった。これだけ大きい建築物の影がスポットライトを浴びるようにひとつだけ海面に映し出される確率などどれほどあるだろうか。その絵を撮影することができただけでも胸を熱くするものが込み上げたが、撮影後に阪井さんにこの瞬間の写真を見せながら話をすると、この映し出されたビルは、阪井さんが代表を務めるMUSVI株式会社が長崎支店として次に開くオフィスビルの影だという。そのお話を伺いこれは阪井さんの祖母照子おばあちゃんからのミタマワケだと悟った。この瞬間に立ち会えたことは、未知の星座を発見するよりも貴重で尊い。そんな感覚に涙が溢れた。
ビルの影が海面に移る瞬間、風が上空で駆け巡り、心は躍動し、栄光の瞬間は祈りとともに訪れたのだ。稲佐山展望台で紡がれた物語は、まだ始まったばかり冒険の一ページであり、宇宙時代を告げるものだった。
▷Location Data:
緯度経度: 32° 45’ 10” N / 129° 50’ 59 "E
カメラ角度: 125° SE / 標高: 333m / 気温: 11℃ / 湿度: 62%
時空間: 2023.12.07.6:00〜8:10 AM
▷Access:
▽Production Cooperation
HELIO COMPASS 地球暦®
▽Snap:
本節気も、最後までご覧いただきありがとうございます。
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