自然のこと68 | 冬至。旧時代の終焉と新時代の開幕。
今回の冬至に太陽石を選んだ経緯に、現代アーティスト野村康生の存在が大きい。彼は2023年3月14日に打ち上げられたISSの側面に、自身の作品PIONの設計図を設置し、宇宙空間で初めて宇宙人に向けて個展を行った人物である。このコンセプチュアルな作品には、宇宙に送ったプレートのほかに「火・水・風・土」の4つのエレメントをテーマにしたプレートがあり、各プレートは各々そのエレメントに関連する場所を巡りGPSを使って各地のエレメントのログを記録し、記録したログをひとつに重ね合わせるというのが、この作品のメインコンセプトだ。例えば、水のプレートは、北ゾウアザラシの背中に乗って太平洋を大航海しGPSの記録が日々送られている。「火のプレート」は、火山大国である日本の「火」にまつわる場所を各地巡ってGPSでログを記録し続けた。活火山や温泉、日や火の神様をお祀りしている神社仏閣などである。この火のプレートの始まりと終わりを私は担当させてもらったのだが、この作品の世界初のお披露目展示が2023年12月22日(この日はプレ開催)より大阪国際芸術祭にて実現した。この展示会に合わせてNYから帰国した野村康生を2023年の特別な冬至に相応しい場所へ連れていくのが私のミッションになった。
これまでNature Good Mode のロケーション選びは、知人友人よりオススメを受けた場所以外は全て撮影に行く直前に、「このあたり」と思う箇所をグーグルマップでピッチインし、直感が納得した場所を撮影地として選び、その土地の神々にお伺いを立てた上で撮影をしているのだが、今回の野村康生からのお題に対しても「このあたり」をピッチインし『太陽石』が顔を覗かせてくれた。24節気の日の出を地球3周追いかけ、その区切りとしての冬至にも相応しい場所とも感じ、今回のご縁に感謝を捧げながら、この場所を提案した。
当日は-4度の中、設営から撤収まで含めると4時間近くの長丁場の「祈りの時間」となった。この様子は、ネブラ・チャンネル_the Planet from Nebulaのそえさん、おおきたかひろさん協力の元で、祈り合わせとしてリアルタイム配信もされ、200名近い方々が集まり共に祈りを捧げてくれたという。Nature Good Modeを始めた私たちとしては本当に感謝してもし足りない。本当にありがとうございます。
1000万ドルの大阪の夜景と夜空に広がる金星。前回の稲佐山展望台から見た夜景にも通づる夜明けの始まりには、先人たちへの夢に繋がりを感じ、夢のバトンを受け取ったような気持ちで溢れた。風の時代が始まって三年、4時間にわたる凍てつくような強風に吹かれつつ、この三年間を振り返り、感謝の気持ちを忘れず、新しい時代への感謝と祈りを捧げていた。この情熱の先にあるのは「宇宙平和」。2020年に入ってから変わらない意志で、さらにビートを上げながら新しい時代に向けて前進していく。
▷Location Data:
緯度経度: 34° 45’ 54” N / 135° 19’ 20 "E
カメラ角度: 135° SE / 標高: 210m / 気温: -4℃ / 湿度: 71%
時空間: 2023.12.22.6:10〜7:58 AM
▷Access
▽Production Cooperation
HELIO COMPASS 地球暦®
▽Snap:
本節気も、最後までご覧いただきありがとうございます。
All for the next Dimension.
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© Nature Good Mode / HELIO COMPASS 地球暦®
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