自然のこと70 | 大寒。峠にみる夢現。
十三峠は俊徳街道や玉祖道ともいわれ、大阪府八尾市と奈良県生駒郡平群町の境をつなぐ標高431mの峠です。平安時代の歌人で『伊勢物語』の主人公でもある在原業平が、天理から河内高安の女性のもとへ通ったという逸話から「業平道」とも呼ばれます。峠の中腹にある水呑地蔵院本堂には、弘法大師が祈願して得たとされる霊水が湧き出ています。「生駒十三峠の十三塚」と称される均等に配置された塚があり、街道と峠の名前はこの塚に由来すると伝えられています。
この日は、撮影を開始してから終わるまで雨が降り続き、まさに大寒といった薄明時だった。鳥たちの歌声と雨音が交じり合う中、定期的に通る車の音が響く峠の情景は現代的で、深い霧に包まれ見ることのできない街の様子に眼差しを送りながら、かつて急な山道を徒歩で行き来していた時代の人々の様子を思い浮かべる。雨の勢いも相まって、車中待機となったが、雨粒によってフロントガラスがぼやける風景は、まるで涙がこぼれそうな瞳から外の世界をのぞいているような感覚があった。
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HELIO COMPASS 地球暦®
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