お祭り野郎の集まる店PARTY CITYに滑り込む
こっちに来て初めて見たマシン、ロウソクに火を付けずに溶かすランプ。火が付かないのに、いい匂いだけ漂ってしかもとっても明るい。照明が足りない我が家に持ってこい、って思ったのだけど、溶けた蝋を目の前で見た次女アムが興奮して指を突っ込み、指の形に固まることを発見し、更に興奮して蝋の中にいろいろ突っ込んでは壊し、突っ込んでは壊し……家中に蝋族カスが散らばってSMクラブみたいになっている―――。掃除機で全然吸えないんですね、ロウソクって。昔の人の苦労とSMクラブの従業員の苦労を知る10月です。
さて、ついにハロウィン前日です。
学校からメールで「いろんな生徒の文化を尊重するために、仮装はしてこないでください。(代わりに?)パジャマ登校デーです。気味の悪いパジャマを着てきてください」。それは仮装なのでは……というモノを知らないアジア人はつぶやくのみ。家で。
はたして気味の悪いパジャマってどこで手に入るんだろう、と悩んで、パーティーグッズ専門店に行ってみることにしました。
普段あんまり来ない、マンハッタンの南の方。壁アートも盛んです。
向かったのはPARTY CITYというお店。遠くから見ていてもジャンジャン人が吸い込まれていっているのがわかる。真面目そうな大人が速足で入っていく。アメリカ人、何をそんなに急いでいるの。
中に入るとやはり、ハロウィングッズが前面に。
ぶら下げる可愛らしいものから
「黒と骨」ゾーンや
「ゾンビ」ゾーンなど別れており
日本のハロウィンと違って、悪霊ラインナップが豊富。
あ~私の好きなグーニーズ!!の、、なんなのかな?
ハゲのおじさん天使は悪霊なのかな……?
で、大人たちが吸い込まれて行ったのは
ここだ!
バルーンを注文していた大人がピックアップに来ている。
明日のホームパーティのために持って帰る、本格的な祭り好きの皆さんでした。
しゃべって動くハロウィン人形、いくらなんだろうと思っていたけれど、
243ドルでした。それだけ出すなら毎年使いたいけれど、家で保管したくないやつ。
コスチュームも半額祭りが行われていて、皆さん物色しておりました。
私が探していた気味の悪いパジャマは無かった。パジャマパーティは範囲外らしい。悔しいので、半額になっていたディズニーのイラストの袋を購入。明日誰かにお菓子をあげるかもしれないし。あげないかもしれないし。
意外と遠くてへとへとになって、もう夕飯の買い物も行けないわ~とスーパー配達オーダーしようとウーバーイーツのアプリを立ち上げたら
「PARTY CITY」
あった。
ゾンビの配達してもらえるんかい。
コスチュームもパーティグッズもセール価格で売っていてその日のうちに配達できました。全くの無駄足―――。パーティ野郎も便利な世の中です―――。
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