鈍色傷色

言葉の裏側の色が、海に弾けて煌めくような
儚さを纏ったきみの言葉の裏側の色。揺らめ
いた心の鈍い傷色を波がそっとさらっていく
よ。霞む夕暮れ跡地。いつか約束した指切り
がそこに落ちて忘却。だれかが踏みつけて、
蒸発。恥じらいのない清々しい記憶の底。針
千本飲むから破らせてくれる?

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心の瞬間の共鳴にぼくは文字をそっと添える。無力な言葉に抗って、きみと、ぼくと、せかい。応援してくれる方、サポートしてくれたら嬉しいです……お願いします