いとしのゆたんぽ
明日も朝が早いのに、時計はもう夜の3時。お風呂上がりで作業をしていたから、足はもうすっかり冷えてしまっていた。
自分で決めたことなのに、もう挫けそうになっている自分が憎い。こんな嫌悪に陥るくらいなら、はじめから決まりなんて作らない方がいいかもしれない。
おもい足をベッドまで引きずってゆく。するすると布団に足を滑り込ませること、あなたの温もりが肌に伝わってきて、気持ちまで緩めてゆく。
夜なべして作ったふたりのお弁当、美味しく出来ているといいな。今夜出来なかった勉強は、明日朝起きれたらやろう。足が暖まるとなんだか急に眠くなってきた。寝息を立てているあなたに、ありがとうとおやすみのキスを最後に。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?