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生きていること

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心にうつりゆくよしなしごと
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#随筆

nothing

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 私はしばしば、自分が病気なのではないかと思うことがある。身体的にではなく、精神的に。時々、全てのことがどうでもよくなって、とにかく何もしたくないと思う。自分で回した洗濯機の中に湿った服を残したまま、音をたてて空腹を訴える胃袋さえもそのままにして、動かなくなった身体は死にゆく生き物さながらにどこか遠くを見つめている。

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下書き : 性格の悪さについて

下書き : 性格の悪さについて

 物心ついてしばらくの間、いい子でいることが何よりも大切だと思っていた頃の私は、自分の心が綺麗で、自分は優しい人間になれると思っていた。何でも先生や両親に言われた通りのことをして、やってはいけないことをしないことで、私は"いい子"と言われる自分を形作っていった。褒められるべき自分のことが、私自身も大好きだった。

ある時から、私には五つ歳の離れた妹ができた。三人兄妹の末っ子は、この世の苦労を全て免

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