あの街へ向かう列車に乗るまで 24/11/06

今日は諸事情があり、夜に自宅の風呂場が使えない。これは潔癖症である私にとっては堪えられない事であるので、今夜は、親に頼み込んで外泊をするという事になった。それも、八日市での宿泊である。と言うのも、今日は八日市で例のお寺の法話会がある。その法話会終了後、そのままの足で八日市の宿へ向かおうという魂胆である。なので現在は八日市に向けて列車に乗っている。今日はそれなりに早起きであり、かつもう既に何件か用事を済ませた後なので、疲労度がそこそこ高い。けれども、それらの予定で嫌な思いはしなかったし、何なら少し嬉しい事もあった。満足感もあるので、この程々の疲労感が心地良くもある。今日はもう八日市まで行けば帰らなくてよいという、その予定にも安心感がある。

朝は少し早く起きて、月に一度の精神科への通院をした。と言いつつ、先の旅行でほぼ一ヶ月地元を留守にしていた関係で、病院へ行くのは5、6週間振りぐらいである。それから一度帰宅をし、早起きの関係で妙な眠気があった為リビングでゴロリと横になり休憩をした。そして、程々の時間になって昼食を済ました後、また別の場所へ出掛けた。その場所はとある古民家であった。そこでとある人と会って、とある作戦会議をしていたのである。結果的に面白い話が纏まって、前述の通り嬉しく、満足感もあった。その作戦会議も夕方前には終わって、ではまた、という話になって、古民家を後にした。古民家から出ると、まだ夕方とまでは言えない時間であったにも関わらず、透き通るような涼しい風が往来を吹き抜けていた。その時私は、年末、という文字を思い浮かべた。しかし、その今日古民家でお世話になった方々とは、年内にあと何回か会う予定になっている。「今年もありがとう御座いました」はまだ早いだろうと思う。とは言え、古民家を後にして駅まで向かう道を行き来する人々は、心做しか厚着の人が多かったように思うのである。八日市はもっと寒いかもしれない。

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