見出し画像

一休み

更新まで少し間が空いてしまった。何をして過ごしていたかというと、寝て起きて食べて、を淡々と繰り返していました。性格的に、朝起きると絶望するのがデフォルトなのですが、それに悲嘆するという項目が加わった感じ。

気づくと猫背になり両肩が内側に入り、悲しんでいる人や苦しんでいる人をイラストにしたらこう!という姿勢になっている。多分そのせいでだと思うけど、背中が痛い。コロナ発症から随分経つのに思ったように体調が回復しない。今思えば、ろくに食べてないもん、回復するわけないよーと思うけど、思い立って父の病気を見つけてくれて、コロナの時にも診てもらった先生の病院へ。

会うとまずお父さんはどう?と聞かれた。この先生は、病気じゃなくてもおいで、困ったらおいでねといつも言ってくれていた。だから、「ああ、来て良かったんだ。」とホッとした。亡くなったことを報告して、確かお悔やみの言葉を言われて、病院の簡易ベッドで寝ていたのと、自分の姿勢の悪さが原因と思うけど背中が痛いので湿布を…と、あとは頭痛と鼻水が治らないことを伝えてお薬も出していただいた。看護師さんたちにも励まされて病院を出て、「さぁ、薬を飲んでしっかり治してスッキリしなきゃ!そのためには食べないとね!」と買い出しに行った。自炊する気力体力ともに無いので、とりあえずの2食分としてお弁当を買った。消化には問題がなさそうだったし、ちくわの天ぷら食べたい!とずっと思っていたので、有名な弁当チェーンでのり弁と野菜炒め弁当。これは美味しかった。あの弁当屋に救われた。ありがたい。

怒涛の葬儀を終えたらお盆になって、ぽつぽつとお線香を上げに来てくれる方や、お花やお供えにとお菓子を頂いたり、人の優しさに救われる日々を過ごしていた。

病院へ支払いに行ったり、必要な書類をいただく手配をしたり、銀行へ行きお金を用意して葬儀にかかった代金をお支払いしたり、タスクも消化。でも1日の大半をリビングに敷いたままのお布団で寝て過ごした。怠惰の極み。少しだけ気力が溜まってくると、何かしなきゃ、何かしたいという気持ちになってくるので、床や家具を拭いたり磨いたり。暑すぎる2階から温度の影響を受けやすそうな化粧品を1階に移したり。本当に少しずつ休み休み掃除をして、不要なものは思い切って捨てたり。

あとは犬がとてもかわいいので、犬には毎日何度もかわいいかわいいと言い、抱きしめて、一緒に何か食べたり、とにかくくっついて過ごした。愛で地球は救えないと思うけど、犬に私たちは救われている。

そしてお盆が明けようとする頃、役所から色々な書類が届く。ご遺族様宛となっている。そうか私は遺族なんだね。喪主様と呼ばれることがあっても遺族と呼ばれることは今回初めてで、なんだかそんな風に自覚を促されたり。役所ねぇ、もっと涼しくなってからじゃ駄目かしら?各種支払さえ滞らなきゃ遅れてもいいよね?

父名義の口座からお金をおろす必要とかもないので、相続の手続きも、涼しくなったらやろうと思うよ。いつまでも先延ばしにしていられないから、9月から本気出す。多分。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?