【Dota2 プロリーグ】DPC WEU 2021/2022 Tour 2: Division 1 Week 4終了時点の状況と残りの注目試合【西ヨーロッパ】
今回は先週投稿したこちらの記事の続編です。
Week 4の日程が終了し、ちょうど各チームが5試合ずつを終えた形になりました。
さっそくですが順位表から。
首位争い
まずは何と言っても注目の首位争い。
先週注目の一戦にも挙げた直接対決にて、無敗だったGaimin GladiatorsにOGが土を付けて4勝1敗で並びました。
Lich、PL、Underlordと今大会ここまでピックの無かったヒーローを並べての完勝劇はかつてのOGの面影を感じるものでした、なんていうとちょっと贔屓目が入りすぎでしょうか。
残る対戦相手の格、というのを考えるのはゲスな話であまり好きではないですが、それでもやっぱりこうして並べてみるとOG有利かな、という感じはしてしまいます。
3位タイ
Team Liquidが2連勝で上位グループへと割って入ってきました。
Entityとの1本目だけリアルタイムで見てたんですが、あのロングゲームを落としたのはキツイかなと思いながら寝て起きたら逆転勝ちしてました。いや強い。
最終日最終節に現在トップのGladiatorsとの直接対決がまだ残っているのもなにかドラマを予感させますね。
Tundra EsportsはLiquidに惜しくも敗れ一歩後退。
とは言えこちらもGladiatorsとの直接対決次第でしょう。
勝敗の付き方次第ではここよりも下のチームにも優勝の可能性は一応ありますが、現実的には優勝争いはこの4チームということになりそうです。
色々と、本当に色々とありましたが、ここまで進んでみると前回大会の上位4チームがまたしても並んでいます。
Major進出もこの4チームになるのでしょうか。そこへ待ったをかけようとするのがそのすぐ下に並ぶ2勝3敗の3チームです。
5位タイ
2勝3敗で並んだのはBrame、Entity、Team Secretの3チーム。
まだまだ4位以内に入ってMajorへの出場権が得られる可能性は十分に残っている一方で、この中の1チームは次シーズン降格という厳しい現実も待っています。
特に4/13に行われるEntityとSecretの直接対決、ここがこの2チームの運命の分かれ道となりそうです。
最下位
Nigma Galaxyは一応首の皮一枚繋がってはいますが、現実的には降格を回避するのは非常に難しい状況となってしまいました。
心無い声なのか愛ゆえの叫びなのか、ファンからのメンバー変更を求める声も日に日に大きくなっているように感じられます。
さて、厳しいとはいえ一応残っているNigma残留への道を整理しましょう。
3チーム以上が降格圏内に並んだ場合はタイブレーク(1本勝負の延長戦)が行われます。
Nigmaはまずその状況に持ち込み、その上でタイブレークを勝たないと生き残れません。
自力と他力が組み合わさったかなり厳しい道のりですが、彼らはLower bracketからTIを制した数少ないチームの一つです。
奇跡を起こせるか。
注目の試合(Week 5)
こうなってくると残り全試合注目どころなんですが、まぁそんなこと言ってもしょうがないのでどうにか絞りこみましょう。
4/13 Entity - Team Secret
降格争いと上位進出への最後の望みをかけた文字通りの分水嶺。
4/16 Gaimin Gladiators - Tundra Esports
優勝のため、順位を一つでも上げるために負けられない。
Tundraは負けるとMajor進出を逃す可能性も上がります。
注目の試合(Week 6)
4/20 Liquid - Gaimin Gladiators
最終日最終節。
この試合まで優勝争いがもつれている可能性も高いと思います。
タイブレークマッチ(開催未定)
上手いこと順位がばらけて行われない可能性ももちろんありますが、逆に
①優勝決定タイブレーク
②Major進出決定タイブレーク(4-5位争い)
③残留降格決定タイブレーク(6-7位争い)
この辺りが全て開催される可能性すらあります。
今のところLiquipedia内に言及がないので具体的な方式は不明ですが、恐らく一発勝負になるので本当に目が離せない戦いになることでしょう。
というわけで先週に引き続き、DPC WEUの状況をまとめました。
どのチームも泣いても笑ってもあと2試合。
優勝は。Major進出は。降格は。誰だ。
それではまた。