True Sightを見よう TI2019 #02
※この記事は第1回を読んでいただいていることを前提に書いております。
まだの方はこちらからお願いいたします。
鉄は熱いうちに打て、と申しますが、2日連続での投稿となったのはそういう事情ではありません。艦これがメンテでヒマだっただけです。
さて、それでは昨日の続きから。
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1:14~2:26 両チームの試合前の様子
カメラはまずOGの打ち合わせに潜入。かつてチームのコーチを務めていて、今でも言葉によりチームを引っ張る立場であるCebの語りが入ります。
1:35
I think it's important now that we set our mind to give them the respect that they deserve,
they got to TI Grand Finals, they're a very strong team,
we're gonna respect them, we're gonna slay them with respect, that's important.
大事なのは彼らをリスペクトすること。彼らはそれに相応しいチームだ。
彼らはTIの決勝まで上がってきたし、とても強いチームだ。
俺たちは彼らをリスペクトして、そしてリスペクトした上で、彼らを倒す。
それが大事なんだ。
話し言葉なので書き下すと少々冗長に感じられますが、実際に聞いてみると、言葉一つ一つがチームメイトに染み渡るように丁寧に繰り返していることが感じられると思います。
カメラはもう一方のTeam Liquidの打ち合わせに切り替わります。
こちらはキャプテンのKurokyが語ります。
2:08
They're like Monkey Business man, that's their original team, like monkeys they will go,
彼らは悪ふざけをしているように振舞う。
そもそも彼らのチーム名がそうだった。
まるで猿みたいに、彼らは仕掛けてくる。
これは少し注釈が必要な部分なので抜き出しました。
OGというチームはレッドブルにスポンサーを受けたことで誕生したチームです。その母体となったのが(monkey) businessというチーム。
そのことに掛けて、彼らがやっているのはMonkey Businessだ、それに呑まれるなと忠告しているわけです。
ところで、実はこの話を聞いているメンバーの一人、Miracle-もかつては(monkey) businessに所属していました。彼はどう思ってこの辺りの話を聞いていたんでしょうか。
2:11
Kuroky: I want you guys to relax right now 10 minutes, like bring yourself down, just feel free like, I'm not even gonna say like a scrim, this is just like a fun game you know.
GH: It is a scrim.
Kuroky: In a way. It's a costly scrim though.
Kuroky: 今から10分は、リラックスして、地に足を付けて、そして気楽にしててほしい。スクリムだと言うつもりすらない。ただ単にいつもの楽しいゲームだ。
GH: スクリムだろ?
Kuroky: ある意味ね。めっちゃ金掛かってるけど。
この後も時々出てきますが、彼らのこういう掛け合いが好きだからこの記事を書き始めた、というのが大いにあります。というわけで本日のノルマ達成。
スクリムという言葉は敢えて訳さない方が今のeスポーツ業界に沿っていると思いカタカナで残しました。練習試合、みたいな意味だと思ってください。
eスポーツ界最高額の賞金が懸けられた決勝戦を、「金掛かったスクリム」と表現する彼ら。もちろんそれによって自身の高ぶる気持ちを抑えようとしているのだろうと思います。
それにしても、なんだか映画のワンシーンみたいな空気を感じるのは私だけでしょうか。
さて、そんなこんなで書きたいことが書けたので今回の注目表現のコーナー。
they deserve (it)
今回は関係代名詞で受けているのでitは入っていません。
意味としては「彼らはそれに値する」「彼らはそれに相応しい」といったところです。
なんとなくですが、日本語としてしっくりくる表現では気がしています。こういった表現に関しては英語を英語のまま捉えた方が理解しやすいように感じます。
monkey business
意味は「悪ふざけ」です。熟語なので、知らなければ意味が分からないですね。
しかも今回はOGの前のチームの名前であるという背景知識まで必要なので、意味を取るのは二重に難しいところ。
in a way
意味は「ある意味」です。
…はい、このなんだか妙にややこしい日本語が書きたくてこのコーナーに入れました。
というわけで今日もまた1分半くらい動画が進みましたね。
多分どこかから突然巻きが入ると思います。というかゲームが始まると専門用語が多いのでざっくりとあらすじを書いて進めて行く事になるんじゃないかなと思っています。
もうしばらくはこのままの感じで続けます。
それではまた。