True Sightを見よう TI2019 #04
このnoteは#01から順番に読んでいただいていることを前提に書いております。
今までの記事は以下のマガジンからどうぞ。
では早速見ていきましょう。今日はなんと2分も進みます。
いい感じに時間の感覚がおかしくなってきました。
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3:15~5:26 選手入場
2019年8月25日、舞台は収容人数18000人の上海・メルセデスベンツアリーナ。
見慣れない人にとってはこんな観衆のど真ん中でゲームをするなんて、と思うかもしれませんが、これが世界最高峰のeスポーツの舞台です。
ここで少し動画内容から離れて、この舞台装置の説明をば。
ステージ中央には2つのブース。お互い敵チームの声はもちろん、観衆や実況解説の声も届かない防音ばっちりの密室です。
各チームの選手5人と、コーチ1人がこの中に入ることができます。
(その他、トラブル対策と思われるスタッフ1人が常駐しています)
そしてコーチは「ドラフト」と呼ばれる、試合前のキャラクター選択まではブース内にいることができます。
その後は選手5人のみで戦うことになります。
さて、動画に戻ります。
ブースに入った彼らは非常にハイテンションです。
叫ぶ、歌う、ジョークを飛ばす。サウンドテストしようと真面目にやり始めたかと思いきや、ノイズが入っているフリをする。
前回Kurokyが落ち着けとアドバイスを出していたような気もしますが、まぁそれはそれ。
(そしてどこ抜き出しても放送禁止用語が出てくるんですけど、どうしましょうねこれ。)
ちなみに4:03辺りからの歌は、Chamillionaireの"Ridin'"のようです。
彼らが歌っている部分は海外では有名なインターネットミームでもあるらしいですが、多分ここでは「有名だから歌っている」以上の意味は無さそうだと思うのでスルーします。
4:40
Ceb: All right let's remember the lesson from yesterday.
And the lesson from yesterday was?
When we're about to punch them, we're gonna punch them real f*cking hard.
And punch them together, where it hurts.
N0tail: Right in the ass, Ceb!
Ceb: よし、じゃあ昨日の教訓を思い出そう。
昨日の教訓とは何だったかと言うと?
敵を殴る時には、クッソ本気で殴るということ。
そして殴る時には一緒に、奴らの痛いところを突く。
N0tail: そうだなCeb、狙いはケツだ!
…いやぁ、頑張ってはみましたが、英語特有の勢いがちゃんと日本語になっているかは微妙。
そもそもfワードやらassやらって本質的な意味では訳せないんですよね(じゃあ選ぶなって話ですが)。
ただまぁ、ここはOGの戦い方の一端が垣間見える部分でもあるので後々のためにも取り上げておいた方がいいかなと思いました。
これはあくまで私の感想ですが、OGというチームは数あるプロチームの中でも、とりわけ集団戦(ゲームの中盤以降に発生する4~5人どうしの戦闘)に強いという印象があります。
やはり殴る時にはクソ本気で、相手のケツ目掛けてぶっ叩く、というのが徹底されているということなのかもしれません。
この辺りは実際にゲームが始まってからも触れることが出来そうな気がするので、とりあえず今の段階ではこんなところで。
4:54
Miracle-: Stop thinking about winning! Focus on this game.
Kuroky: You didn't say your line man.
Miracle-: What?
Kuroky: You didn't say your line.
Miracle-: Upper bracket's for --
W33: -- b*tches man.
Miracle-: No!
Miracle-: 優勝を意識するんじゃない!ゲームに集中しろ!
Kuroky: お前そういうキャラじゃないだろ。
Miracle-: 何だって?
Kuroky: そういう発言をするキャラじゃないって。
Miracle-: (Kurokyを無視して続ける) 俺たちとは反対の山を勝ち上がって来た…
W33: うるせえよ。
Miracle-: ひでぇ!
意訳祭り開催中。(というか今までもそこら中意訳だらけでしたが)
えー、わざわざ解説するのもどうかと思うのですが、もちろんMiracle-は最初からふざけていますし、チームメイトもそれが分かっていて乗っています。
一応、言っている内容(勝つということに意識を向けず、目の前のゲームに集中する)はもっともなのですが。
ちなみにW33に中断されてしまったためにMiracle-が何を言いかけていたのかは謎です。言いかけていたことから推測して、トーナメント表の反対側について言及しているのかなと思ってこんな感じにしました。
さぁ、そろそろ試合開始ですが、今日の注目表現です。
You didn't say your line.
意訳して「キャラじゃない」と訳しましたが、直訳すると「あなたはあなたのセリフを言っていない」になります。
つまりここではline=セリフです。
(普通この意味で用いる場合は複数形を使うようですが、ここでは対象となる発言がMiracle-の一言だけだったので単数形なのでしょう)
普通はlineというのは通信アプリ…じゃなかった、糸とかヒモとか、あるいは線を表すわけですが、そこから転じて行とか列とかを表すようです。
そこからさらにもう一度転じて行がいっぱい並んだ台本のことを指すようになったんじゃないかなと思います。言葉の輪廻転生。
有用な応用として、ゲームで特定のキャラが言っているセリフ集を見たい時には、「キャラ名 lines」で検索すれば見つかりやすいです。
(例:Skywrath mage lines)
ちなみに「キャラ名 quotes」でもほとんど同じ検索結果になります。
では今回はここまで。
今日は私ではなく、代わりにSheeverに締めてもらいましょう。
5:19
It is time, to get this International 2019 grand final started.
Let's get in to the draft.
時間になりました。International 2019の決勝戦を始めましょう。
まずはドラフトから、開始します。
それではまた。