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独占インタビュー!話題の言葉の魅力に迫る!
記者:本日はよろしくお願いします。
ヤバい:お願いします。
エモい:お願いします。
記者:今回は史上初の試みである「言葉」へのインタビューということになりますが、いかがでしょうか?
ヤバい:初めての経験すぎてヤバいですね。
エモい:たしかに。こうなるとは思ってなかったんで、なんというかエモいです。
記者:さて、まずはお二人の生い立ちについてお聞きしてもよろしいでしょうか?
ヤバい:は
祈願上手【毎週ショートショートnote】
鳥居をくぐったところで彼女は口を開いた。
「何、お願いしたの?」
僕は答えない。声に出したら、願いは叶わなくなってしまうから。無言のまま二人で歩き出す。
T字路まで来れば、僕らの帰り道は別々になる。彼女の足が止まった。
「これで、さよならだね」
彼女は明日、引っ越す。とてもとても遠くへ。もうきっと会えないだろう。
「じゃあね」
彼女は背を向けて歩き出す。これから少しずつ小さくなって、
ごはん杖【毎週ショートショートnote】
私の母は、昔から料理が上手かった。
片親で忙しいはずなのに、毎朝お弁当を作ってくれる。そのあまりの綺麗さは、クラスでちょっとした噂になるほどだった。家に帰れば、毎晩のように豪勢な食事が待っていた。
そんなある日、とある企業が『ごはん杖』という機械を開発した。一振りするだけで、どんな料理も一瞬で現れる。この魔法じみた道具は、その破格の値段も相まって販売と同時に話題となり、全国の主婦たちを助けた。
親切な暗殺【毎週ショートショートnote】
「本当に、大丈夫?」
心配そうな顔をした彼に、私は少し震えた声で答える。
「うん、大丈夫」
彼の部屋のベッドの上で二人きり。電気の消えた部屋の闇が、私の頬の紅潮を隠してくれる。
「でも最初はみんな、痛いらしいよ」
「痛くてもいいよ。だってあなたのためだもん」
私は彼をぎゅっと抱きしめた。想いに応えるようにして、彼が手を背中に回してくる。彼が握っていたそれの感触は、ずいぶんと冷たかった。
忍者ラブレター【毎週ショートショートnote】
私はそれを、忍者ラブレターと呼んだ。
春の間だけ毎朝、下駄箱には薄桃色の手紙が入っているのだ。しかも、私が高一の頃から毎年。
中身は着飾らないもので、ただ『がんばって』とだけ書かれている。それも鉛筆の力強い文字で。
最初は誰かの間違いかと思ったが、学年が上がって下駄箱の位置が変わっても、手紙は私の元に届いた。
一度、送り主を突き止めようと学校に泊まったこともある。けれど誰も私の下駄箱には指
数学ダージリン【毎週ショートショートnote】
紅茶を淹れる彼は、いつもちょっぴり面倒くさい。
「ねえ、もう飲んでいいでしょ?」
「だーめ。これから仕上げなんだから」
ティーカップに手を伸ばす私を、彼は片手で制する。
「最後にラズベリーとミントをこれくらいずつ加えて、と」
「あーもう小難しいことばっかり!なんで紅茶を淹れるだけなのに数学すんの!」
私が頬を膨らませると、彼はそっとティーカップを差し出してきた。
「はい、完成。数学ダージ
免許合宿day13&14
day13「時速100kmの世界」
今日はいよいよ高速教習の日。それだけでも緊張するのに、さらに衝撃の事実が伝えられた。なんと私は知らない男の子と二人で乗らないといけないらしい。そんなこと今までなかったのに、ここへ来てどうして……。とはいえ文句は言えず、じゃんけんの結果、行きは私、帰りは男の子が運転することになった。初めての高速道路。初めての時速100km。最初の合流はものすごい緊張した。とにか
免許合宿day8〜12総集編
すみません。面倒くさくなってサボってました。でもサボってしまったということは、私は人間だということです。サボるなんてこと機械にはできませんからね。「ロボットではありません」もいつも全問正解の優秀人間です。どうも。
そんなわけで、空白の数日間を振り返ってみたいと思います。もう覚えていないこともたくさんありますが、メインの出来事を中心に。五日間まとめてどうぞ。
もうあと三日で終わってしまいます。こ
免許合宿day7「仮免試験日、来たる」
7:15
起床。いつもより早く出ないと行けない日のため、布団の中で抵抗することもできない。しぶしぶ起きて朝食に向かう準備をする。機嫌はあまり良くない。
8:40
教習所に着くと、2Fの大きな講義室で待機させられる。すでに10人ほどが部屋にいた。は「試験前最終確認プリント」なるものが置いてあって、私たちはそれをひたすら解いた。ここで落ちるわけには絶対にいかない。延泊料の一万円をとられてたまるものか
免許合宿day6「映画マシマシ決戦前夜」
7:30
起床。今日はゆっくりと起き、Kenの寝起きも悪くない。昨日のあれこれにちゃんとケリをつけて寝たため、かなり安眠できているようだ。
9:45
教習まで時間があったので、Netflixで映画を観ることにした。選んだのは「CUBE 一度入ったら、最後」という菅田将暉主演の映画。デスゲームっぽくて、セットがリアルですごかった。映画評論家ではないので、内容には触れない。
10:50
Kenと一
免許合宿day5「朝食は超ショック」
5:00
Kenが部屋の中を歩く音がして目覚めてしまった。そんな私に対して、Kenが「○*〆¥$%☆#〒」と言っていた(眠くて聞き取れなかった)ので、「うん」とだけ返しておいた。すぐに寝た。
7:30
起床するなり「二時間しか寝てない…」と言うKen。……は?
8:00
朝食へGO。ここでKenから衝撃の告白を受ける。その内容まで…3…2…1……0.9…小学生かよ、とか言わないでください。少し
免許合宿day4「平穏」
8:00
今日はいつもより遅めに起床。Kenは昨日よりさらに寝不足なようで、布団から出てこようとしない。どうやら2時まで起きていたらしい。アホすぎる。
8:45
朝食後、部屋に戻るとKenが寝てしまった。寝顔を取ってSNSで拡散してやりたい衝動に駆られる。でも私は倫理観のある人間なので、そんなことはしない。……そういえばフォルダに、風呂に入る直前の、ほぼ全裸のKenの盗撮写真が入ってるな。倫理観
免許合宿day3「男だらけの大勉強会」
7:15
起床。昨日よりは少し目覚めが悪いKen。夜中にサッカー見てから寝たらしい。そりゃそうなるに決まってる。
7:30
いつも通り食堂に行くと、いつもの姉妹がいた。今日は一人が白、一人が黒という見たことのない組み合わせだった。もういっそ無彩色姉妹と名付けてやろうか。
8:25
今日は時間割変更があって、昨日より一時間早く宿舎を出なくちゃいけなかった。8時台でも充分にゆっくりなのだが、一度9
免許合宿day2「こんなところで花火大会」
7:15
約束通りの時間に起床。二人揃って寝起きは良 悪くないため、手間が省けて助かる。とりあえず最低限の支度をして食堂へ。
7:30
朝食は鶏肉と豆腐を煮た名もなき料理だった。さすがに朝なので、二人ともご飯は普通。話題は小学校の頃の給食の話になった。あの頃のKenはのりたまが嫌いだったらしい。せーの、そんな奴いてたまるか!(ノーギャラでマシンガンズに登場してもらった)
8:15
教習所へ向か