竹内 ノイチ

言葉を切ったり、貼ったり、勝手に定義したり。

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    フィクション、ノンフィクションにかかわらず、書いた物語を更新。 不定期更新。

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星野源が結婚し、私は自分の夢に気がついた。

「星野源が結婚」 喫茶店の窓側席、ふと開いたInstagramで私は彼の結婚を知った。ちょうど母と田村正和さんがお亡くなりになった話をしていたときのことだ。一目でいいからいつか会いたいと思っていた方のひとりが亡くなったことに、私は時間の有限さを感じ、焦っていた。 田村正和さん、細野晴臣さん、下野紘さん、星野源さん、氏田雄介さん、ぶんけいさん、ポインティさん、崎山蒼志さん……一度でいいから直接お話をしてみたい方々、いつか一緒にお仕事をしてみたい方々、尊敬している人たち。彼ら

    • 良い休日には、良い音のする餃子が必要だ

      ジューーーーッ! ジュク ジュク ジュク ジュク パチパチパチパチッ 餃子はとにかく音がいい。 作るときも、食べるときも、この音のために餃子を食べることを選んだんだなと、しみじみ思うほどに気持ちいい音がする。 そして、この時ばかりは普段ビールを飲まない私もビールが飲みたくなる。生ではなく瓶である。 ゴッゴッゴッ・・・ゴキュン サウナよりも何よりも、熱々の餃子を食べる方がよっぽど飛ぶし、整うと思う。いつもは強気な発言を避ける自分だが、この時ばかりは流石にそう言わざるを

      • ペンと傘があふれている

        「おっ、これはいい言葉だ」と思って、ノートにメモをしようとしたら、ペンを忘れていたことに気がついた。 私という人間は本当に忘れ物が多い、という話をつい先日に書いた気もするが、特に反省もしないので成長も更生もない。なんてのびしろのない人間なのか。Creepy Nutsもカバーできないレベルである。 ところで、安めのボールペンを複数もっている人は、きっと家にビニール傘がたくさん置いてあるのではないかと思う。いましがた考えた仮説だが、これは意外といい線を行っている気がする。

        • ピアスを開ける意味

          ピアスを開けることが、大学(高校)デビューの行為に含まれるのであれば、私の大学デビューは3年生の3月にになる。変タイミング。謎タイミング。 長年あけていなかったのは、ピアスを開けると運命が変わるという迷信をなんとなく信じていたからだ。 もし、運命が変わるのであれば、人生のどん底で最後の切り札みたいな感じであけたかった。泣いて、泣いて、どうしようもなくなったときに、使いたかった。 で、現在、ピアスは3個空いている。なんなら、ここ数ヶ月アンチトラガスとヘリックス(両方耳の軟

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          明日が誕生日だったら

          キタニタツヤ(さん)の『私が明日死ぬなら」を聞いている。 「あなたが明日も生きたら誕生日のように暮らしましょう」、か。 「今、何歳?」という質問が苦手だ。理由は、3月生まれだから。実年齢(例:23歳です)を言うべきか、年代?(例:今年24歳になる代です)を言うべきかいつも悩む。 ちなみに、先ほど例で挙げた「今年24歳になる代です」は、1月を過ぎると使えないのも、めんどうだ。(1月を過ぎると"25歳"になるので)そう思うと、早く誕生日が来てほしいとも感じる。 23歳。誕

          明日が誕生日だったら

          そーらを自由にとべたらな♪

          「はい、タケコプタ〜♪」と言ったら、先生に怒られ、立ったたまま授業を受けたことがある。小学校4、5年のころの話だ。 先ほどXで「食べ放題で無限に出てくるハンバーグが栗まんじゅうに見えてきた」というポストを見て、『バイバイン』のネタだと思い、懐かしい気持ちがした。 バイバインとは、あの国民的有名な漫画のドラえもんに出てくる液体状のひみつ道具で、かけられた物体が2倍に増え続けるという効能がある。 そして漫画内で、のび太がその液体をかけたのが栗まんじゅうだ。 その後1個だっ

          そーらを自由にとべたらな♪

          (仮)タイトル:日記をしようの回

          最近、自分のnoteを読んでくれる人が増えた。と言っても知り合いばっかりだし、「また書き始めたんだよね」とか自分で言っちゃってるからなんだけど。宣伝効果。みんな見てくれてやさしいね。 で、私が自分の文章を見せる前によく言ってることがあるんだけど(というか昨日も言ってた)とにも角煮も(うわ、角煮食べたいな。今ちょうど夜ご飯の時間だし)私の文章は重くて暗い。あと、おもんない。おもんないうえに、いっぱい話しすぎちゃって結局なにが言いたいのか分かりにくいって感じ。そして、めっちゃ暗

          (仮)タイトル:日記をしようの回

          ある種、ひとつの仕事の選び方🏙

          ここ数ヶ月「働く」について、ずっと考えていた。考えていたけれど、ちっとも答えが出てこなかったので、人に聞いたり、本を読んだり、調べたりした。 そんなことをしていると少しずつ自分なりの「働く」に対する答えが見えてきたような気がするので、誰かに話してみたくなった。私の回答が誰かに届いて、なにかの糧になったら嬉しいなと思う。 💐 1 💐 昨年の12月中旬、新卒から働いていた会社を退職した。今は週3〜4日程度、業務委託として都内で企画アシスタントをしている。 いわゆる、転職と

          ある種、ひとつの仕事の選び方🏙

          なくしものは心理戦に持ち込め 🚲💨🏃

          私という人間は、本当になくしものが多い。 🚲 💨 🏃 帰省したものの暇なので、母からリュックサックを借りて散歩に行こうとしていたときのことだ。ポケットの多いマウンテンリュックサック。荷物を入れ替えようと中をまさぐっていると見慣れたブルートゥースイヤホンがコトンと音を立てて出てきた。 数ヶ月前になくした、私のイヤホンだ。 おそらく以前キャンプに行った際に入れたまま忘れていたのだろう。幸い充電もまだ残っていたので、散歩に持って行くことにした。 物をなくしたとき、私は人よ

          なくしものは心理戦に持ち込め 🚲💨🏃

          書きたかったのに、書けなかった日々🌏

          2022年7月から更新しなくなったnote。 それがどうにも気掛かりで、嫌で、嫌で、仕方がなかった。 🌏 🤍 🌈 ここ2年弱は何か書かないとと思い、焦っては、定期的にPCの前に向かい続けた日々だった。 毎度キーボードに指を置き、思いついた言葉を入力してみる。 けれど、書いても、書いても、書いた物を一晩寝かせ、読み直し、書き直し、頭を抱え、もういっそのことと思いデータを全て削除し、一から書き始めても、どうしても自分の文章が無駄で、ゴミで、駄作で、価値のないものに見えてし

          書きたかったのに、書けなかった日々🌏

          夢を欲しがっていた、あなたへ

          「自分の人生にある程度満足はしているものの、この後も一生可も不可もない人生が続くのかと思うと不安になる」という類いの話を、大人になるにつれよく耳にするようになった。 これは最近気づいたことなのだが、私は世間でいう所謂「夢ややりたいことがある」方の人間らしい。そして、これもまた最近気づいたことで、世の中には「夢ややりたいことに飢えている」人が意外と多い。 ところで、夢ややりたいことがないと話す人ほど、優しい人が多いと思うのは私だけだろうか? 🐏 🐏 🐏 つい先日、『販促

          夢を欲しがっていた、あなたへ

          【エッセイ】悪い友人たちに愛を込めて

          人の不幸を上手く笑えるようになったのは、つい最近のことだ。 先日、友人のInstagramのストーリーに、引越しの原状回復費用が16万円を越してしまったという悲劇の報告が上がっていた。友人は大人数でも、アポなしでも、なんだかんだ許して家に入れてくれる、本当に優しい人だった。 正直めちゃめちゃ笑った。4回見返して、3回声を出して笑った。それでも可哀想ではあるので、帰りの電車で必死に笑いを堪えつつ「しばらくご飯奢ってあげるね」とコメントをした。 🐱 🐱 🐱 幼い頃から、悪

          【エッセイ】悪い友人たちに愛を込めて

          【エッセイ】かわいいと言われたいけれど、私はかわいいでできてない

          最後にかわいい、カッコいいと言われたのはいつですか? 正直なところ私はあまり覚えていません。 それでも書く字の形とか歌い方とか、そんな普段気にも留めていなかったものを褒められたときのことは、なぜか鮮明に覚えている気がします。 今回は、意外と人はかわいいやカッコイイでできていないのではというお話を。つまり、美味しい綿あめの話と誰かからもらった小石に助けられたという話です。 🎀 🎀 🎀 朝。 起きて、ストレッチをして、お湯に少量の水を混ぜた白湯もどきを飲む。ついでにビタミ

          【エッセイ】かわいいと言われたいけれど、私はかわいいでできてない

          【エッセイ】別れるときほど、君のことを想っていた

          あなたには好きな人を傷つけようとした瞬間はありますか? その瞬間、なにを考えていましたか? そろそろバレンタインということで、今回は少し苦い恋の話をしてみようと思います。 ☕️ ☕️ ☕️ 恋に落ちたとき、付き合い始めたとき、はじめて手を握ったとき、くだらない冗談で笑い合ったとき、隠れてこっそりキスをしたとき、夜中のコンビニから帰るときに、雨の日にわざわざ迎えにきてくれたとき。 恋人のことを1番考えていた瞬間って一体いつだったのだろう。 これは私の話なのだが、前の恋人

          【エッセイ】別れるときほど、君のことを想っていた

          【エッセイ】推しを追う日々を愛してる 〜推し活のススメ〜

          推しのいる人生はすばらしい。私の人生に推しがいてくれて本当によかった。 ここ数ヶ月で急に推しにお金を使う機会が増えた。これが本当に楽しい。推し活は「いつも通り」の代わり映えしなかった私の世界を一変させてくれた。 「推しは世界を救う」は本気である。1人でどこかに行くことに抵抗がない人や、新しいことを始めたい人は、ぜひこの機会に推し活をしてみて欲しい、ということでこの文章を書くことにした。 ⚡️ ⚽️ ⚡️  初めての推しができたのは、中学2年生の頃だった。超次元サッカー

          【エッセイ】推しを追う日々を愛してる 〜推し活のススメ〜

          【エッセイ】我慢の先の一攫千金、やめた先のアリの幸せ

          幸福は薬である。そして、良薬にも劇薬にもなるそれは、私たちにとって非常に効きすぎる代物である。 同じく、我慢も薬なのではと思う。これもまた良薬にも劇薬にもなることができ、扱いがとても難しい代物だと思う。 🕊 🕊 🕊 恋人との別れになかなか踏み切れない期間があった。 当時の私は付き合っていた彼に対して不満や不安、そしてそれに伴う辛さを山ほど抱えていた。身体は毎日ずっしりと重く、理由もないのに所構わず泣いてしまいそうになった。終いには「消えたい」という言葉が頻繁に脳裏をよ

          【エッセイ】我慢の先の一攫千金、やめた先のアリの幸せ