As long as I'm happy.

こんばんは、私はTOKIOの宙船の歌詞本当にスゲ〜なといつも思うんです。(唐突)

たしか小学生か中学生ぐらいの時からこの歌詞が好きです。中島みゆきさんすごい。

その船を漕いでゆけ　おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に　おまえのオールをまかせるな

ですよ。

おそらくこの記事を読むほとんどの方が、この歌詞を必ずどこかで聴いたことはあるのではないかと思う。

この歌詞について考えてみたことはありますか？

私はめちゃくちゃあります。

そしてその時その時で感じることが全然違う。

中学生ぐらいの時は、単純にカッケー歌詞やな、とかガッツがあってめっちゃ好き、ぐらいの感想しか持てませんでした。

それは人生経験が浅いからだと思う。

しかし。私は来月23歳。

そして新社会人になります。

この年齢のわたしが宙船の歌詞について思うこと。

｢他人事じゃねえ。｣

これは私にとってだけではなく、おそらく全人類にとって他人事ではないメッセージだと思う。

そりゃあ誰だって自分のオールを他人に任せたくないですよ。いや、もしかしたらそうでもないかもしれない。

少なくとも私は、別に私が消えて喜ぶ人じゃなくても誰かに私のオールを任せたくない。

自分で自分の船を操縦したいし、仮に怪我をして漕げなくなって、そこに助けてくれる人が現れたとしてもきちんとお礼をして、怪我が癒えたらまた自分の手でオールを漕ぐんだと思う。

それが私のしたい生き方です。

最後に自分の行き先を決めるのは結局自分なので、その方法が自分にとっての幸せに繋がるのではないかなあ、なんて思いながら、最近は生活しています。

最近観たテレビでマツコ会議というものがあります。近頃はあまりテレビを観なくなったのですが、マツコさんが出ている番組と、音楽系の番組(関ジャム 完全燃showとか、その道のプロが専門的な話をしてる系のやつ)とか、観たいアニメを録画して観るぐらいのことしかしていません。

テレビをあまり観なくなった中、これらの番組をわざわざ録画して観るのは得られるものがあって面白いから。

最近のマツコ会議で本当に面白い回がありました。ダンサーさんの回です。

K-POPが好きな私は、それこそ界隈では知らない人はいないと言っても過言ではないコレオグラファー、ReiNaちゃんを目当てでマツコ会議を観ました。勿論ReiNaちゃんめちゃくちゃ良かった。

だけど、今回はもう1人のダンサー、Maasa Ishiharaさんのとある言葉が胸に響いたのでシェアしたいです。

この回を観るまで私はMaasaさんについて存じ上げませんでしたが、この方のお話を聞いて、只者ではないと確信しました。

それは、自分の人生の主軸について。

｢どんなにビッグな人と働いても、自分が幸せじゃなかったら意味がない」

｢私が幸せならそれでいい｣

As long as I'm happy.

本当にそう。

私はこれが言いたかったの、ずっと。

例えどんなにお金持ちになれても、

自分の存在が多くの人に知られるようになって｢人気のある｣立ち位置になったとしても、

どんなに素敵な容姿でも、

自分にとってできる事、できない事。

苦手な事、得意な事というのを比較しながら、そして体験や知識を得ながら
自分というものを理解していく。

できない事をできるようにしたいのか？
できない事を無理矢理興味を持って習得したいのか？

その先に自分にとっての幸せというものがあるのかどうか。

Maasaさんは、ダンサーとして生きる、というよりは、

自分にとっての人生の主軸である｢幸せ｣を生活の中心に置いた上で、

その周りでたまたまジャスティンビーバーだったり、ニッキーミナージュだったり、そういった方とお仕事する機会があった、というだけで、

そういったビッグな錚々たるメンバーと働くことが目的になっていないのがここでのキモだと思います。

話を宙船の歌詞に戻すと、ここでいう｢オール｣とは、私は人間が生きる上での原動力となる｢幸せ｣について指しているのではないかな、なんて思うんです。

自分ではない誰かに｢幸福｣を明け渡してはいけない。

｢おまえが消えて喜ぶ者」とは、もしかしたら人間かもしれないけど、これは必ずしも人間とは限らないと思っています。違った解釈も可能だな、と。

感情を持っている生き物だけでなく、概念的なものでもあったりするのかな、と。

それは例えば時には｢地位｣や｢肩書き｣であったり、｢収入｣であったり。

それらは他人からの｢評価｣や｢印象｣に繋がったりします。

人からの評価とは、その人の事について知りもしないのに、ただ画面上の編集された動画を発信者の意図のままに鵜呑みにしたりして、その情報に何かあったらすぐに手のひら返しする大衆であったりとか、これはあくまでも極端な例ですが、そういった移ろいやすくて不確かなもののことを指しているとも言えると感じています。

そういったぼんやりとした不確かなものたちは、自分がオールを漕げなくなったとしても知ったこっちゃありません。知らん顔をするだけです。

他者に自分の評価を委ねてしまうというのは、つまりそういう事だと私は解釈しています。

他者に自分の評価を委ねるとは、つまり自分のオールを自分が消えたら喜ぶ(かもしれない)誰かに任せてしまうという事だと思います。

｢そんなことやるもんか！｣と言っている人も、

もしかしたら知らず知らずのうちに自分のオールを｢自分が消えたら喜ぶ人｣

流石にそれは大袈裟かもしれませんが、そこまではいかなくとも、自分が消えたとしても知らん顔の人たちにオールを任せているかもしれないなあ、とぼんやりと考えたことがあるのです。

そういったことをしているから人は病むんだな、と。

じゃあどうすればいいのか。

As long as I'm happy であればいいと私は思うのです。