南部せんべいに夢中
「こびりっこ」という郷土食を作ってみたのをきっかけに、南部せんべいにハマりました。
南部せんべいは、都内に住む私にとってそれほど身近な食べ物ではありません。
近くのスーパーで南部せんべいを取り扱っている所は限られます。自分で買うよりはお土産でもらって食べる「東北の味」なのです。
うちの近所のスーパーで手に入る南部せんべいはこの2種類。
それから、こんなものがコンビニで買えます。
生地が甘めで、材料に卵なんかも入っていて、クッキーみたいです。
どれもおいしいのですけれど、南部せんべいとして最もプレーンな「白せんべい」というものを、私は食べてみたい。
そこで、地方の物産を扱っているアンテナショップに出かけることにしました。
南部せんべいを売っていそうなお店は都内にいくつかありますが、今回出かけたのはこちら。
飯田橋駅(JR、東京メトロ、都営地下鉄)の近くです。
アンテナショップは楽しいですね。普段お目にかかることのない特産品を見ていると、本来の目的を忘れていろいろと目移りしてしまいます。
南部せんべいは、さすがにいろいろな種類のものがありました。
八戸市周辺で食べられているという「せんべい汁」用。普通の南部せんべいよりも煮崩れしにくいそうです。
せんべい汁といえば、こんなものも売っていました。
お湯を注ぐだけで八戸の郷土料理が食べられます(南部せんべい3枚、液体スープ、レトルト具材がセットになっています)。
定番の黒胡麻入りや落花生入りの他にも、りんご味やチョコレートがけのものも(今回甘いモノはパス)。
中にはこんな変わり種もありました。
パッケージに「みみ煎餅」とありますが、おせんべいのみみを集めたものではありません。最初からみみの厚さで焼いてある、ごく薄くて丸いおせんべいです。パリパリ軽い食感といい、味付けといい、スナック菓子を食べているよう。
ちなみに、南部せんべいのみみだけが入った商品もあるようです。
ですが、なんといっても今回の目的はこれ。
小麦粉と塩と膨張剤(重曹)だけで作られた、最もシンプルな南部せんべいです。ついに手に入れました!
一口齧ると、小麦の風味がダイレクトに感じられます。こういうものが飽きが来なくていいと思うのですが、近所では手に入らないのが残念です。
味付けは塩だけなので、アレンジもしやすいです。胡麻や落花生が入っていると、それらの味や香りが邪魔してしまう場合があるのですが、白せんべいならどんな食材とも合うと思います。
常温で日持ちする白せんべい。一袋あるといろいろ使えて重宝です(でも、そのまま食べるのが私はいちばん好きです)。
今回もご覧いただきありがとうございました。次回は南部せんべいを使った温かい料理について投稿する予定です。