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メディアの伝え方で思う事。


こういう記事、待ってた…!


世界卓球で中国を追い詰めた日本女子。「伊藤監督と言われて逆にうれしかった」と渡辺監督が語る意味
(記事URLは一番下)


さすが卓球専門誌だよ、よくぞ本人に取材して(重要)記事にまとめてくれたよ。
渡辺監督の人柄と選手を思う気持ちがわかる良記事。



監督の事を蔑ろにする記事や報道が多くてウンザリしてたけれど、監督自体はそうは思ってなく、むしろ伊藤選手のイメージが回復してよかったと思ってたという一文を読んで、なんて器が大きいのだと、さらに監督の事を見直してしまった。
世界卓球前から確かにネガティブ記事が多かったけれど、それを一番気にしていた監督がポジティブな記事に変えていったといっても過言ではないんじゃないかな。


「伊藤がクローズアップされすぎてるけど、実際に中国の決勝ですごかったのは早田であり、平野であり、張本なんです。そして木原を含めて全員が素晴らしい選手で、素晴らしいチームなんです。そこを理解してほしいです」

(記事より抜粋)


この言葉に涙腺崩壊。
そうなんだよ、メディアでは選手よりもコーチングしてた姿ばかりピックアップしてたけど、アドバイスを実行出来る実力が選手にあるからこそあの結果が出たんだと思う。


早田選手は陳夢選手にフルゲームまで持ち込めた試合の次には対策されてストレートで敗れて、またフルゲームまでいって…の繰り返しで今まで勝てた事がなかった。

平野選手は王選手に過去に1回勝利はあったけれど、次の対戦ではやはり対策されてストレートで敗れていた。

張本選手も孫選手にフルゲームまでいった次の試合では対策され、ストレートで敗れていた。


今までの過程を知ってるからこそ、勝利した事に驚きと感動が一気にガツンときた。
それに中国戦で2勝取ったのは福原選手の時代まで遡らないとない事で本当に凄いこと。
なんでメディアはそこを掘り下げないんだー!と歯痒い思いをしていたので、この監督の言葉でようやく落ち着きました。


ちなみにそれ以来の世界卓球団体戦で中国から一勝上げたのって、15歳の時の伊藤選手、今年の平野選手、早田選手の黄金世代と呼ばれる3人だけ。
本当にこのトリオは凄いと思う。


前回の団体戦、男子の張本選手は中国から2点取りして異次元だったけど報道は少なかったから、知ってる人は少ないかも知れない。
今回の帰国後の記者会見で早田選手がその凄さを伝えていたのがまだ救いだった。


卓球のみならず、他の競技、芸能、いろんなジャンルで共通するのは、メディアの伝え方で本質が全く変わってしまうこと。
インタビューとかでも記者の切り取り方、見出し次第で本人のイメージが変わってしまうこと。
これは本当に怖い。


自分も知っているジャンルならともかく、全く知らないジャンルだったら、その記事やニュースになっている事だけを信じてしまうだろう。
この辺は自分も反省しないといけない事かもしれない。


スポーツに関して言えば、容姿が「◯◯すぎる」っていう見出しを見るとガッカリしてしまう。
メディアは他人には「◯◯ハラ」と叩く癖に、自分にはめちゃくちゃ甘いモノだ。
ファンが可愛いとかかっこいいとか言う分にはいいけど、いちいち記事にするのはどうかと思う。
特に本人のSNSを元にした記事はやめて欲しい。


さて、話の着地地点を見失いそうなので、この辺にしておこう。


渡辺監督、これからも選手達と共に頑張ってください。

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