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してみて良きにつくべし
こんにちは、観世流シテ方能役者•渡邉瑞子です。
令和六年、明けて早々に能登半島地震の発生でお亡くなりになった方々、いまだ被災生活を余儀なくされている方々に心よりおくやみとお見舞いを申し上げます。
本日は、以前私の主催するお能体験ワークショップでお話しした内容の一部をこちらのnoteでもシェアしようと思います。
「ビジネスパーソンとしての世阿弥」と題したワークショップで、よく天才と称される世阿
令和3年から5年を振り返り…
皆様、こんにちは。
長らくnoteを放置しておりましたが、お変わりなくお過ごしでしたでしょうか?
いつも何かとお心に留めて下さり、こちらにお運びくださること、有り難く感じております。本当にいつもありがとうございます。
私は令和3年8月に第一子を出産しましたが、その月の末に生涯の師匠 野村幻雪先生が鬼籍に入られ、大きな喪失感を抱えながら過ごしておりました。
おかげさまで翌令和4年には舞台復帰
野村幻雪先生三回忌公演を前に思うこと
皆様こんばんは。
noteの更新を長らくサボっておりましたが、、、お変わりありませんでしたでしょうか?
毎日毎日、暑いですね。
明日は、海の日、銀座•観世能楽堂で野村幻雪先生の三回忌追善公演が催されます。
約20年お仕えした幻雪先生への思いは、当面言語化出来ないと思っておりましたが、今は、ただただ感謝、感謝の思いで一杯です。
こんな私を弟子にしてくださって、ありがとうございます。
目の愛護デーに寄せて
私と直接、対面なさった方は私の眼に違和感を覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。
私の眼の病気は正しくは家族性滲出性硝子体網膜症というそうです。お医者様の話によると幼少期からじわじわと視力が弱まっていく病気だそうで、まさしく私も10歳頃から見えづらくなって参りました。
小学校の検診で指摘され、山梨医科大学を紹介して頂きました。数年山梨医科大学で診察を受けましたが、その後駿河台の日本大学医学部を紹
野村幻雪先生との出会い
さて、能楽師になる!と決意したのは良いものの、田舎の一大学生に過ぎない私がどうしたら能楽師になれるのか全く判りません。大学や市の図書館にある能楽関連の本を片っ端から読み漁り、また、当時教育実習をしていた母校の高校の先生に相談してみたところ、何と、私の生涯の師と仰ぐべき人間国宝 故•野村幻雪先生(本名野村四郎先生)をご紹介いただきました。
令和3年に鬼籍に入られた野村先生は言わずと知れた観世流の職
初めまして。渡邉瑞子です。
はじめまして。観世流の渡邉瑞子わたなべみずこ です。
私は能楽師という仕事をしております。
そもそも能とは何か?という話ですが、能は日本のオペラとも言われることもあるように謡や囃子の音楽と、舞で進行する舞台芸術です。
能面を付け、絹の装束を身に纏い、時に人間の世の喜怒哀楽をテーマにし、時に
五穀豊穣を祈念するものです。世界最古の舞台芸術であり、ユネスコ世界文化遺
産にも登録されています。