5月3日「能を知る会鎌倉公演」船辨慶
5月3日の県民のための能を知る会・鎌倉公演は、今年が伝教大師最澄の大遠忌1200年とのこともあり、比叡山の僧が活躍する2曲を選曲致しました。
朝の部は私の父・中森貫太が「船辨慶」を勤めます。ワキが比叡山の遊僧であった武蔵坊弁慶であることからの選曲です。
筋としましては、
壇ノ浦の合戦後、兄・源頼朝と不仲となった九郎判官義経が、兄の追手から逃れるために大物浦(淀川旧河口付近)から四国へと渡ろうとする。
船に乗る前、女連れだと世間の目も厳しくなるとの弁慶の諫言から、義経は静御前