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なぜ勇者だけが剣を抜ける？ その仕組みと条件を考える

のーどみたかひろ

魔王を倒すための勇者の剣。聖なるご加護で、勇者にしか抜けない剣のエピソードは、RPGにも漫画でも時々見かける。見かけるたびにその仕組みについて考えてしまう。誰もがどういう仕組みなのか気になるところだろう。

勇者の剣が抜ける仕組み

血統・DNA説

例えば、勇者の血統説。勇者の血統であっても、いつの時代の勇者も、魔王を倒せるとは限らない。勇者の持つDNAの中で、特にある条件を持つDNAに反応するのだろうか？

では、こういうことはないだろうか？

それに、人の成長というのは、遺伝的な要素が100%ではない。DNAとして、条件を満たしても、必ず魔王を倒せる力を発揮できるだろうか？　目的を達成できる勇者が抜く保証はないだろう。

また特殊な血統があったとして、環境が違えば、魔王を倒す目的を持たずに育つこともあるだろう。するとこんなことも起きるだろう。

達成条件クリア説

では、天から見る存在、神が何らかの事情で、自分で手を下すことはできないけれど、魔王を倒すための勇者を見守っていて、ある条件をクリアした時に、その印を付与して、その印を持った人のみが抜けるようにする仕組みだろうか？　偶然に手にできないように、いくつかの試練を用意し、そのすべての試練をクリアするというのはどうだろう？　天からずっと見守り続けなくても、そんな力を持った存在であれば、条件をクリアするごとに見えない印を自動的に付与するとかはできそうだ。

実際には、フリーレンに登場する勇者ヒンメルも勇者の資質があったかもしれないが、すべての条件をクリアしてなかったのかもしれない。だって、あれだけ寄り道するんだもん…　

どちらかというとこちらの説を支持したい。

勇者の剣の力

ドラクエⅢのゾーマに使う「光の玉」のようにある理不尽な力を封じる能力があるのであれば、手に入れたいところだが、いったい、どれくらいの力があるんだろう？　ほんとうに剣でいいのか？　勇者のマシンガンじゃなくていいのか？

ヒンメルも魔王を倒せたし、実際、これくらいレベルアップできれば、魔王を倒せることもあるだろう。

RPGではゲームの上限までレベルアップさせることができるが、実際、勇者が人間であれば、強さの上限はありそうだ。かなり攻撃力をアップさせるものであってほしいところ。

各地の勇者の剣

実際に、世にあると言われる勇者の剣はほんものでない場合も多い。だいたいは、こんなところだろう。

宮崎県にある天孫降臨の地、高千穂峰の山頂に突き立てられた「天之逆鉾」。イザナギとイザナミが日本列島を作るために大地に刺して、かき混ぜたと言われる霧島東神社の社宝…　を、坂本龍馬は新婚旅行の際に抜いたとされる。龍馬に神がかった力があったのかもしれないが、実は誰にも抜けたということもある。本当のところはわからない。

勇者の剣の仕組み・条件は好かれるモチーフ

時々、「勇者の剣」をモチーフにした4コママンガを見かけるので、つい大した考察もなく、つらつらと書いてしまった。同じような話は、ドラゴンボールでもあったし、剣だけでなく、他のアイテムであることもある。「目的を達成するために特殊アイテムが必要」「誰でも手にすることができない」というところにロマンがあるなぁ。これしかないだろ！　という仕組みや条件を知っている方、考えたことがある方、コメントで教えてくださいね。


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