チラシのデザインも奥が深い…
自分でデザインすることはないけれど、書いた記事にあった画像を選んでもらったり、企画したイベントにあった画像を作ってもらうことがある。自分でできればいいんだけど、と思わないこともないので、チラシ作りは、ちょっと関心がある領域だ。と、こんな番組案内を見た。
番組紹介
DTPオペレーターは、チラシ、ポスター、商品パッケージのデザインを作るプロフェッショナルだ。DTPは、「Desktop Publishing」の略で、パソコン上でデザインするスペシャリストを指す。
コンテストの内容
まずは、指示書(ゲラ)をもらう。
今回の課題は、「モデルハウスのキャンペーンチラシ(A4サイズ)」。
今回の決勝の参加者は、33歳から68歳までの6名。制限時間は2時間なんと、審査ポイントは37項目あるという。実際には、ほぼ1日かかるような課題だそうで、どのくらい要望を達成できるかも審査の基準になる。
課題を受け取って最初の段取り検討時間の5分でレイヤー構造をばっちり見抜く。
レイヤーを分けて作成することで(文字レイヤー/図形レイヤー1/図形レイヤー2/写真レイヤー/背景レイヤー)、修正箇所が見つかった時、該当レイヤーだけを修正できる。
背景の模様の線の太さの調整を細かくすることで、処理が重くなったりするので、無駄なく、フォントや色を判断する。うまく指示通り、表現できるかどうかは、機能を知っているかどうかによる。機能を知っていれば、早くデザインできるし、修正も容易になる。
番組としては、間に挟まれる参加者の普段の仕事内容や、趣味の話(空の写真撮影)もおもしろかった。
審査は一か月。37項目のチェックは(樋口泰行さんが)一人で行う。その後、実際の成果物として目的を果たしているかを、過去の優勝者などと協議する。
優勝者は、9割くらいの達成率。
時間内に、地図や電話番号などを見やすくしたり、必要に応じて、立体的に見せる工夫なども評価されていた。
感想
たった30分の番組だけど、どういうポイントがあるのか知れたし、どう伝えれば、迷いが出なそうか少しだけわかった気がする。お願いする時には、この番組のことを思い出そう。