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「戯曲を読む会(ロミジュリ)」に参加したら程よい疲れと満足があった

戯曲「ロミオとジュリエット」を読む会というものにお誘いを受け、連休の2日目、参加してきました。劇に興味を持って、ストーリーとして黙読することはあっても、普通、声を出して読むことはありません。「戯曲を読む会」は、声に出す経験と、声を出して読んだことによる気づきをシェアする会です。

参加のきっかけ

2018年、ほぼ日の学校[シェイクスピア講座]に通ってたときの同窓生、長山さんのお誘いでした。長山さんは、演劇関係のお仕事をされてます。
俳優さん向けのワークショップもやられている長山さんから、こんなのやるけど、どう? というお話がありました。

・4/28(日) 13:00〜17:00
・戯曲を原則ノーカットで読む。
(通常、2時間半〜3時間の劇、それでもカットされる箇所があります)
※演劇経験は不要

「ロミオとジュリエット」になった理由

日本人が演劇と言って思い浮かべるものといっても、共通のイメージがありませんよね(歌舞伎はみんな見るものでもないし)。

でも、演劇といえば、CMでもあのバルコニーは出るわけです。国民的な演劇とは言えないけれど、共通イメージが湧く演劇の一つです。何より、長山さんが「ロミオとジュリエット」がお好きとのこと!

始まる前

ほぼ日の学校[シェイクスピア講座]に通ってたとき、いろんなことを体験しようと、戯曲を読むだけでなく、原文にも少し触れましたし、声に出して読むこともしました。

「ハムレット」を声に出して2,3ページ読んだときは、
・「あぁ、ハムレットの台詞なげー」
・(息切れするし)しんどい!
という感想だけでした。

そんなつらかったことを再度経験しようなんて・・
とはいえ、素人にもできると踏んでのお誘いでしょう。乗っかってみることにしました。

この日は、朝から某所から依頼を受けてWebの検査みたいなのを1時間以上やらされ、別件で、オンラインの1 on 1の対話を1時間弱していました。ヘトヘトだったはずですが、疲れというより、開放感を持って、午後から早稲田に移動します。

あまりお腹も減ってませんでしたが、「ハムレット」でしんどかった記憶もあって、会場近くのコンビニでおにぎりを2個買い、口にねじ込んで、13時少し前、会場に到着しました。

「戯曲を読む会」の進め方

一人がト書き担当。他は、順番に、セリフを言っていきます。
ト書きを除き、Aさん、Bさん、 Cさんの3人で読む場合、

ロミオ:あああ(Aさん)
ジュリエット:いいいい( Bさん)
ロミオ:うううううう(Cさん)
神父:おおおお(Aさん)

という感じで読んでいきます。間のト書きは、ト書き担当者が読みます。
原稿の校正を複数人でやるような感じ。

10人くらいでやる場合、役を振った方がやりやすいこともあるそうですが、今回は、他の人が読む時間も、本に向き合えるように、こういう手順にしたそうです。(自分の配役以外のところで、本に集中しなくなることを避けるため)

やってみた感想

体力的には、全然平気でした! これが一番、自分の中では驚きました。
過去、高々2,3ページを音読して息切れを経験したのは、一人でやったからでしょう。発生の前後に、反応してくれる人が何人かいれば、まぁそこまで疲れません。
明日どうなってるかは知りませんけど……

とはいえ、集中も途切れます。「ロミオとジュリエット」は、だいたい2人が出会ってから4日程度の出来事です。劇中の1日ごとに休憩を取ります。休憩もいい感じでした。

また、休憩の合い間に、発声に関することをご教授いただきました。
声の出し方の基本的なお話、
空気の通り道をまっすぐに保てばよく出ること(仙骨の上に背骨を乗せる話)、
口の周りの筋肉をしっかり使うだけで声が通るようになること、
疲れを解消するためのストレッチ、
(顎を脱力して首を回す運動、鎖骨下・耳の下のリンパのマッサージ)などについても教わりました。

前の人のセリフ終わりにかけて、自分のセリフを発するのも気持ちがいいものですし、ちょっとしたセリフをさらっと発するのも気持ちがいいものですね。
(演技する必要はありませんが、やってると、ちょっと高ぶりは出ますよね)
終わったときは、自然、みんなから拍手が出ました!

「役者とxxは3日やったらやめられない」とも言いますし、帰るとき、長山さんに、「演劇沼にひっぱるよー」と言われたので、今後も、命綱は結んだ上で、沼の周りに遊びたいと思います。

(参加人数:5名(長山さん含む)、開始時間:13:20  終了時間:16:45)

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のーどみたかひろ
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。