『名探偵津田』を見逃すな! 探偵界の新星による抱腹絶倒の推理劇
ちょっとー… 見ましたぁ? 見ましたよね??
「名探偵津田」ですよ!
先週、第二回の放送翌日にオススメしたんですから、当然見てますよね?
まだ見てない方は、前編、後編ともにTVerで視聴できるので(~11/22)、ちゃんと見てくださいね。おじさんとの約束だぞ!
今日は、ネタバレありで、おもしろかったポイントを書いていきます。
(11月8日(水)放送分 11月22日(水)21:59 終了予定)
(11月15日(水)放送分 11月22日(水)21:59 終了予定)
完結編も、おもしろかったですよね。
前回のnoteに、探偵役として「津田さんがちょうどいい」と言ったバカリズムさんのコメントを紹介しましたけど、ちょうどいい感じなのは、企画のゆるさ、というか、ほころび加減が絶妙なんです。
津田さんにバレないように準備をしているので、もっと作りこもうと思えばできたはずです。今回は、事件発生の一週間前から話が始まっています。一本線のストーリーであれば、最初のぶれが大きいとストーリーに影響が出るので、本筋から外れないように進行させたほうが楽に決まってます。もちろん、放送されず編集で切られた場面で、どんな行動をたどっても、解決までの道を通る出来事が用意されていたかもしれません。
さらに名探偵の推理の過程も重要です。ミステリーに疎い津田さんもつっこめる設定の穴が必要です。あんまり簡単で推測できるトリックだと、津田さんが閃いた表情もできません。
でも、よくよく津田さんのシーンを見ると、推理を思いついたというより、シーンを思い出させてるんですね。助手役の方の質問のあと、津田さんが思い出す津田さんの表情が120点です。津田さん、記憶はすごいいいのかもしれません。
謎を残しつつ、何段階かヒントを踏めば、自分の力で結果にたどり着いたと思わせるストーリーと、チェックポイントが必要です。さらに今回、津田さんよりずっと勘がいい、みなみかわさんも一緒です。
みなみかわさんも、とてもよかったですね。
「金田一少年の事件簿」を読んでいたというので、ミステリーもずっと津田さんより明るいでしょう。でも、実際に出来事が起こった場所にいると近視眼的になるのか、あるいは、津田さんの思考をなぞることで迷ってしまったのか。犯人まで一気に辿りつくことはありませんでした。
津田さんの大きな反応にいちいちびびる、みなみかわさんもおもしろかった。みなみかわさんは、リアクション芸人としても成功するんじゃないでしょうか。
みなみかわさんも、津田さん同様、口が悪い上に、津田さんとは異なる感じで、ドッキリ企画であることを隠しません。
「田中さんって誰? あのクサい演技の人?」
「クソが」
「俺金田一でこれきたら えっ何それ?ってなっちゃうと思う…」
一応、深刻な場面という設定なので、こらえてましたけど、カメラに背を向けて普通に笑ってましたしね。
極めつけは、犯人が独白する場面で
「犯人役ちゃんとキャスティングせんとアカンやろ」
と吐き捨てる始末。ま、これは見ている視聴者も感じたことなのでセーフかもしれません。
津田さんも今回は、企画のことを共有できるみなみかわさんがいるから、とても明け透けです。
「もうちょっと隠せよちゃんとカメラ」
「もうオモんない いやや俺」
と言います。
村長が公開しているYouTubeの話になると、どこからどこまで現実の話か、ドッキリの話かわからなくなって、混乱しまくってましたね。
「村長はどの世界で生きてる人?」
「俺はどこの人?」
謎解きに専念していると、メタの視点を持ち続けるのは津田さんじゃなくても難しいのかもしれません。設定の中に設定を入れた入れ子構造にすると、混乱するんですね。もしかすると津田さんのように、混乱する視聴者も少しはいたのかもしれません。津田さんのあの混乱度合いは、進行に差し支えるので、次回以降の反省点でしょう。
今回は、ミステリー以外に、恋愛要素あり、夜のさびれた温泉施設にホラー系のドッキリあり、伊集院さんが言ってた体力バラエティ要素あり。今後、使われるかわからないイベントも多々ありました。
体力バラエティパート、二人ともたぶん本気でキレそうでしたよね。
津「もう何か別の要素がありすぎやねん!」
み「いるの?このくだりいるの?」「いらんねんこのやりとりもう!」
探偵助手役の女性は、繰り返し、津田さん、みなみかわさんをなだめて、進行させるのは、大変そうですね。助手役の女性二人は、ぜひ、これをきっかけに売れてほしいところです。若手タレントさんの登竜門みたいになってほしいですね。
今回も「名探偵津田」を堪能いたしました。
ぜひ、第三弾、よろしくお願いいたします。