「伊能忠敬」
一冊の本が人生を変えることがある「伊能忠敬」
生涯青春
学校で伊能忠敬が教科書に出ていた。
日本地図を日本で初めて描いた人と紹介があった気がする。
東京江戸博物館で伊能忠敬の描いた地図を見たことがある。
そこで知った伊能忠敬は学校で教わった伊能忠敬ではなかった。
改めて「伊能忠敬」(著:童門冬二)を読み返した。
そこには、人間伊能忠敬がいた。
51歳の時、32歳の高橋至時氏を師とした。
(どんなに若くても、自分が求める学問を修めた人は師だ)
青春とは年齢ではない。好奇心と情熱だ(サムエル・ウルマンの詩より)
いやな仕事を先延ばしにしない
選択の順位は、まず目前の急ぎの仕事から手をつける
急ぎの仕事が複数あるときは、自分のやりたくない仕事から手をつける
(伊能忠敬はこうして仕事をしていた)
常に世の中を妨げている壁がある
物の壁
仕組みの壁
心の壁
人間の努力には限りがない。
この本の中で私が一番心の残った言葉がある。
妻ノブとの会話。
「あなたは、本当はやりたいことがおありになるのではないですか?」
「うむ?」
「父は医者でございましたから、患者によくこんなことをいっておりました。やりたいことをやらないことが、いちばん体に毒だ、と」
伊能忠敬の人生を変えた一言のように思える。
歳を重ねるごとに、自分の考えが固まる。
固まるのは良いが、頑固にはなりたくない。
そのために、歳を重ねれば重ねるほど、さまざまな分野から学ばなけばと思っています。
今日も素敵な本に出合えました。日々、感謝、感謝です。