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ゴジラ族の涙 【短歌 5首】

道端に滲んだオイル痕がある
虹色だった疑いがある

琥珀色の思い出たちと
酔っ払うはずだったんだ 黄昏の街

知ったふりしちゃってごめん
だけどまだこの世に残ることは怖いな

河川敷の夕日を受け入れようとした
わたしの影もきっと孤独だ

淀みないきれいな目から
いたいけなゴジラはどんな悪を見たのか

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