おとおとの お楽しみ会の話
やあどうもおとおとです。
春ですね
遅れていた桜もようやく蕾(つぼみ)が開いてきました。
蕾.…
蕾と言えば
僕たち兄弟の父がこっそり隠していた
エロVHSのタイトルは
「可憐な蕾」
でした。
出演していた演者の方も
お元気ならば
還暦くらいでしょうか.…
さて(笑)
今週のテーマはお楽しみ会の話。
みんなが小学校の頃、お楽しみ会ってあった?(急に問いかけるスタイル)
お楽しみ会が全国共通のものなのか生まれ育った街のものなのかわからないが、
僕ら兄弟が育った街では一学期に1回くらいのペースでお楽しみ会なる、午後授業を丸々飛ばして色んなゲームをやるただただ楽しい会が催されていた。
何が楽しいって当日もそうだけど、何をやるか決める学級会がこれまた楽しい。
前日の帰りの会で学級委員のたかおくんから
「今度のお楽しみ会で何をやるかを明日の学級会で決めるので考えてきてください。」
と言われていたのでしっかりあにちゃんに相談している。
始まった学級会。
次々に手が上がり、お楽しみ会の案が黒板に書かれていく。
『はい!劇。』
『はい!ハンカチ落とし』
『はい!はい!プロレス!』
『はーい!ファッションショー』
様々な遊びを男子も女子も提案する。
女子『男子ばっかじゃないの!?女の子がプロレスなんかやるわけないでしょ?』
男子『なんだよ!ファッションショーって!!バカじゃないの?』
そして静かにそして天高く左手をあげるおとおと(左利き)
『ぶっとびごっこ(ニヤリ)』
クラス全員『ぶっとびごっこ!?』
--前日--
おとおと『ぶっとびごっこ!?』
あに『そう。ぶっとびごっこだ。せーの!の合図でみんなでぶっとびぶっとびと言いながら高くジャンプをする。それがぶっとびごっこだ。』
おとおと『それ.…だけ.…?』
あに『ああそれだけだ。』
おとおと『勝ち負けとか.…』
あに『ああ。そんなものはない。とにかく高くジャンプするだけだ。』
おとおと『ただ.…ジャンプする..…だけ…?』
あに『ああ。そうさ。ただジャンプするだけだ。』
おとおと『...… ...… かっこいいかも(ばか)』
--学級会に戻る--
女子『そんなの何が楽しいのよ!絶対やりたくない!』
男子『いや..…なんか新しいぞ!!ぶっとびごっこ!(ばか)』
民主主義の悪い所が出た形となり
悪ノリした男子の満場一致の投票によりプロレスもファッションショーもおさえ、見事ぶっとびごっこがお楽しみ会の演目に採用された。
そして
お楽しみ会当日。
クラス全員でぶっとびぶっとびの大合唱。
そんな常軌を逸したお楽しみ会オープニングアクトにおとおとの姿は.…
なかった。。
おとおとは前日から大風邪を引いてしまいぶっとびごっこを提案しておきながらお楽しみ会不参加。
提案者を欠いたその遊びは
ゴールが見えないだが決まったからにはやらなきゃいけない。
そんなハテナだらけのぶっとび!ぶっとび!が
クラス中に響き渡った。
次の日。
おとおとの風邪も治り元気に登校すると
普段は仲の悪い男子と女子が一緒にこぞっておとおとに詰め寄り、
『あの遊びはなんなんだ。面白くもない。ただ恥ずかしいだけじゃねーか。提案者のお前は風邪で休むし。』
と、怒られましたとさ。
ぶっとびーー!!