特別編 あにの マイクラ殿と13人の話(-11人)
どうも。あにです。
今週はふたりの旅行の話をお届けする予定でしたが、昨日おとおとから
「今週はもう泥酔してて書けないしー」
と連絡が入ったので、急遽、あに一家の近況をお伝えする特別編となります。
普段タイトルロゴはおとおとが作ってくれているのですが、今回はあに作成のため、いつもよりセンスがありませんがご容赦ください。
おとおとに今度会ったら、つま先で顔を蹴っておこうと思います。
さて、先日枕で少し触れましたとおり、あに一家、お正月からマイクラにどっぷりハマっております。1月のプレイ時間が100時間を超えたことからも、そのハマりっぷりが伺えます。
あに父さんが作成したワールドで、子どもたち二人とともに城を作り、村を探し、ゾンビやスケルトンを倒し、少しずつ勢力図を広げていっております。
あに父さんの国には御成敗式目があります。
1条 開梱した土地は3代先まで、開梱した御家人の領地とする
2条 御家人同士の争いを禁ず
大きくはこの2つだけです。
あに父さんとしては、発見および採集した素材は共有財産のつもりでしたが、子どもたちが「オレの鉄塊が!」とか「ボクのツルハシが!」とか言っているので、1条を拡大解釈して発見素材も御家人のものでいいかな…など、細かいところはその場その場で判断しつつ世界を発展させていっておりました。
そんなあに父さんの鎌倉で、事件が起きました。
最近、学校から貸与されているパソコンでマイクラ動画ばかり見ている御家人たち。その影響か、各々の武器で殴り合って遊んでおります。
日頃からこういうのが兄弟喧嘩につながるんだよなぁ……もちろん御成敗式目に反しております。
止めに入るあに父さん。
あっさりキルされるあに父さん。
普段からマイクラ動画ばかり見ているだけあって、やたらうまい御家人たち。しかしこれは明確に謀反の意思です。
「聞きなさい、御家人たち。御家人同士の争いごとは御法度と伝えておったよな。なおかつ鎌倉殿に刃を向けるとは言語道断! 罰としてダイヤ(レア素材)と鉄インゴット(便利素材)をすべて供出しなさい!」
「そんなのあげるわけないじゃん!」
キルされるあに父さん。
「おまえたt…」
キルされるあに父さん。
ゆる……さん!
倉庫からありったけのバケツを取り出すあに父さん。
溶岩畑の溶岩をバケツに詰め込むあに父さん。
馬に乗り、溶岩バケツを村中にばら撒いて、村を焼き始めるあに父さん。
パニックになる御家人たち。
「パパなにやってるの! やめて!」
「ならばダイヤと鉄素材を全て差し出すのだ!」
「やだ!」
村人の集会場に溶岩をぶちまけるあに父さん。
「さあ早くダイヤと鉄素材を出せ! お前たちの決断が遅いせいで、罪もない村人たちが焼け死ぬぞ!」
父ノリノリ。
子どもたち号泣。
その後子どもたちが堪忍し、罰金の支払いを申し出ることで、ゲーム設定が「炎の延焼なし」に変更され、この度の謀反騒ぎはおさまりました。
JRPGを嗜まれたことのある方であれば、これまでに村を焼かれるという経験をしたことが何度もあるのではと思いますが(ドラクエ4とかTOPとか)まさか子どもたちの初村焼かれをこの手で成すことになるとは思いませんでした。
御家人たちから提出されたダイヤと鉄素材。そしてもう一人、御家人同士の争いに加わるという罪を犯したあに父さんも、手持ちの素材を全て出し、全て焼くことで喧嘩両成敗としましたとさ。
ちょっと真面目な話
遊びの中で、当初決められたルールから逸脱した遊びを始め、コンセンサスの取れていない相手にまで自分たちのルールを押し付けて来るという今回の子どもたちの行い。自分たちの楽しいのノリを、別の楽しみ方をしている人にまで押し付ける…現実に友達と遊んでいる中でも起こりうることですし、自分の子供時代を思い出しても、思い当たる事がいくつもありますが、決して褒められたことではないでしょう。
今回は家族でやっているゲームの中での行いでしたが、これがオンラインゲームであれば迷惑行為になりかねないし、現実世界でこういう行いがエスカレートしていくと、昨今テレビを賑わせている回転寿司やうどん屋の輩のようなことにつながっていくのではないでしょうか。
今回あえてきっちりとペナルティを経験させることで、多人数で作る場の維持の難しさ、楽しいことを楽しく続けることの難しさ、覚悟を決めたキチ○イの恐ろしさ、なんかを考えて貰えればな……などと、あに父さんは思っております。
ゲーム内の蛮行を、ゲームのルールに則って、
かみさん「いい話風にまとめようとしてますけど、100時間掛けて作り上げた村を焼く思い切りの良すぎるところ、お父さんの悪いところですよ」
復讐は何も生まない。でもスッキリするよね!
P.S.
最近子どもたちが一緒にゲームをしてくれません。