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あにの 戦術の話
戦術 0.5cp Lv11
なんの事でしょう。
今回はおとおともかみさんもわからない話をします。
兄は中学高校時代友達と集まって遊ぶといえばTRPGでした。
GURPSから始まり、アリアンロッド、ダブルクロス、天羅万象、ゲイシャガールズウィズカタナ…はやってない。それほど多くの種類のゲームをやったわけではないが、その分何年も掛けた長大なキャンペーンを行い、時には笑い、時には怒り、時には泣きながら多くの物語を紡いできた。
冒頭の「戦術 0.5cp Lv11」はガープスを遊んだことのある人にはおなじみの、戦闘でイニシアチブを取るための定番技能ですね。
中学3年の時にとある友達がもたらしたTRPGという遊びを、高校の友だちも巻き込んで大学時代まで、まさにどっぷりと浸かっていたと言っても過言ではない。
時には亡国の王子として再起を目指したり、時には子連れの元軍人として喫茶店のマスター夜は怪盗となったり、時には幻術とレイピアを扱う吟遊詩人として、時にはフルプレートに全身を包みツルハシをふりまわすドワーフとして、時には父の仇を追う若侍として……思えば何度世界を救ってきたことでしょうか。
このTRPGという遊び、プレイヤー(PL)とゲームマスター(GM)に分かれて行うもので……えー、説明すると長くなるので、わからないけど興味のある人はこのあたり読んでくださいw
もういいの!
今回は分かる人にだけむけて話すの!
スキの数とか今回はあきらめるの!
で、概ね5人位のレギュラーメンバーで遊んでいたのですが、GMをやるのは概ね決まった2人、たまに兄という感じでした。
GMの仕事は事前にシナリオを作ったり、NPCのデータを作ったり、PLの能力を踏まえたエネミーを用意したりと多くの事前準備を行い、集まった当日はゲームを仕切ってPL達の行動をうまくさばいてシナリオを進めていくという、準備にも手間も時間もかかるうえにアドリブ力(あどりぶちから)や采配力も必要とするとても困難な役割で、正直兄は苦手だしあまりうまくもないと自覚していました。
それで月に何度も集まって毎度何時間も……今思うと学生時代にしか考えられない贅沢な遊びですが、メインでGMをやってくれていた二人の物語を作ることに対する熱量には当時から尊敬と、ちょこっと嫉妬をおぼえていました。
そんな少年たちも今や立派な(一部立派でない)おじさんです。
レギュラーGMをやってくれていた友達の1人は、今やコミックス発行部数数百万部の大先生に。
もうひとりは何シーズンも続くアニメの脚本を書いたり、好きが高じてTRPGのルールブックを作ってしまったり。
ふたりとも物語を作る世界で大いに活躍しております。
それにひきかえ兄はというと、場末のnoteで昔話をするばかり。
やっぱりすごくなる人は昔からすごいんだなという話と、ちょこっと友達自慢の、戦術の話でした。
先日、といってももう2年前か。
本棚の奥からアリアンロッドのるるぶが出てきたので、子どもたちにキャラを作らせて、昔のメンツで集まって遊んでもらいました。
それからというもの、長男も次男もモリモリ新キャラを作り、父が与えたキャラシートのコピーでは全然足らず、自由帳に枠線引いてもりもり新キャラを作りまくっています。完全に高校生時代の兄と同じムーブです。血が争えなさすぎて完全非暴力です。ガンジー親子。
早くまたみんなであつまれるようになりたいですね。