おとおとの 嫌いだった話
皆さん
スピッツというバンドをご存知ですか?
知らん人なんていないか
僕たち兄弟と同じアラフォー世代には
たまらないしみっしみに沁みる曲を何曲も発表しているとんでもないバンド。
うちのかみさんも同じ世代だが、あまりにいい曲が多すぎて学校で毎朝みんなでスピッツを歌う時間があったそうだ。
そうそうおとおとも修学旅行の時、宿舎の中居さんやら支配人やらに一宿一飯の恩義で『空も飛べるはず』を歌った。
でも実は僕はその日から
スピッツが大嫌いになった。
スピッツは何も悪くない。
悪いのはおそらく先生。
ってかなんでお礼に歌?
しかも手拍子で!!
これの練習もさせられたし。
ありがとうじゃだめなの?
てかお金払ってるし。
絶対中居さんも「これなんの時間?」ってなってたよ。
だって手拍子で歌ってるし。
手拍子でスピッツ
手拍子で..…(しつこい)
選曲が『空も飛べるはず』だし
幼い微熱を 下げられないまま
神様の影恐れて
いや、なにを伝えたいの?
中居さんに。
空も飛べるはずってことはなに?
独立ってこと?
僕は小学生ながら
この時間に腹が立って腹が立って
そこからスピッツ聴くやつが
全員、カッコつけてる青春野郎にみえてきて大嫌いになった。
そして25年が経ち
今スピッツを聴くと
染みるのよね~~。
結局。