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DTPのデータ制作

DTP:Desk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)

印刷物のデータをパソコンでデザイン・レイアウト・編集・制作すること


印刷の種類

オフセット印刷:製版のある印刷
・高精細・高画質で色の再現性が高い
・書籍・写真集やアート作品・高価な製品のカタログ・ポスター 等
・大部数・大量印刷でコスト減(少ないと増)
・色校正(印刷物の色をイメージ通りかどうかを本印刷前に確認する作業)ができる
・特色が使える

オンデマンド(デジタル)印刷:主にレーザープリンター方式
・スピード・短期納品が可能
・色の調整に不向き 発注ごとの色の不一致
・少部数・少量印刷 でコスト減(多いと増)
・デジタル特有の特色インク使用でRGB対応の印刷がある

特色:オフセット印刷のみ対応(※透明パネルで濃度調整しない)
DICカラー:DIC株式会社(旧:大日本インキ化学工業)日本の色見本
PANTONEカラー:アメリカのPantone社 世界共通の色見本(現在Aiスウォッチからは指定できない)

*現在ではオンデマンド(デジタル)印刷が増加傾向


印刷用データの作り方

トリムマーク(トンボ):仕上がりサイズ・裁断位置を示すマーク
3mmの塗り足しが必要(裁断ズレによる途切れ目が出ないように)
レジストレーション:CMYK全て100%の色で印刷する設定

印刷可能・推奨の数値(印刷会社によっても異なる)
線幅:0.1mm・0.3pt(隙間・アキも注意)以上
文字サイズ:5~6pt 以上(1pt=約0.35mm)
リッチブラック:C40+M40+Y40+K100%(広範囲は注意)
CMYK合計は300%以下

選択忘れのない様 すべてをロック解除しておくのがおすすめ

画像解像度:カラーモード CMYK 350~400dpi
(白黒印刷の画像:カラーモード グレースケール 600~1200dpi)
埋め込み画像:入稿データのみ
リンク画像:画像も入稿データに添付(画像名は変更不可)
文字のアウトライン化:文字はアウトライン化する
レイヤーの統合:レイヤーは1つに統合する 表示のないレイヤーは削除

オーバープリント:前面のオブジェクトにオーバープリント設定するとインクを重ねて印刷される(*デジタル印刷では適用されない場合が多い)
下記参照↓


Illustratorデータ入稿

Verの確認
出力紙やPDFデータを添付する


PDF入稿



パッケージなどは展開図が必要
透明フィルムなどは白版が必要
な場合がある

office系(Word、Excel、PowerPoint)のソフトで制作物は基本的に商業印刷データには向かない(解像度・カラーモード等)


おすすめ参考サイト


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