文字のデザインについて_02
タイポグラフィ : 文字の種類(形)・デザイン・組合せ・レイアウト
● 情報を綺麗に・分かりやすく・読みやすくレイアウトすること
● 文字自体をデザインのビジュアルにすること
この大きく2つをタイポグラフィと言います
特に商業デザインでは文字からの情報はとても大切で重要なポイントです
どんな雰囲気の制作物を作りたいかによって選ぶフォントが違ってきます
文字の種類(形)、フォント(書体)には色々種類があります
ゴシック体・明朝体・装飾書体(デザインフォント)
ゴシック体:サンセリフ体 sans-serif
明朝体:セリフ体 serif
文字の大きさ 単位
印刷(DTP)--------------------------------------------
pt(ポイント):1pt=約0.35mm(1/72inch)*DTPとJISで異なる
Q(級):1Q=0.25mm(1mmの1/4(Quarter)(行送り1H=0.25mm)
etc.
Webデザイン:font-size -------------------------------
px(ピクセル):1画素(1ドット)(Retina・高精細ディスプレイでは複数画素になる)
em(エム):親要素のフォントサイズ 文字の高さを基準とした単位
rem(レム):html(など)に指定したサイズを基準とした単位
%(パーセント):親要素の文字の大きさを基準
etc.
文字の縦横比:正体・長体・平体
書体にはイメージがある
文字の太さ : font-weight
文字の太さ(特に英字書体)を表す呼び方があります
UL(Ultra Light)
EL(Extra Light)
L(Light)
R(Regular)
M(Medium)
DB(DemiBold)
B(Bold)
EB(Extra Bold)
UB(Ultra Bold)
H(Heavy)
Weight表記 :「W1〜W10」が「Ultra Light〜Heavy」に連動してる
文字詰め : 文字と文字の間・字間の調整
印刷(DTP)--------------------------------------------
プロポーショナルメトリクス:1文字単位の詰め情報で自動的に文字の字間を詰める設定(欧文部分には無い)
カーニングの中の設定と併用
メトリクス:フォント内情報を参照に詰める設定
オプティカル:ソフト側で文字形で自動で詰め(メトリクスの無い場合に)
和文等幅:和文は等幅(詰め無し)、欧文はメトリクス
(良)メトリクス+プロポーショナルメトリクス
(不可)オプティカル+プロポーショナルメトリクス(詰まり過ぎる場合有るのでオススメしない)
(可)和文等幅+プロポーショナルメトリクス
*1文字ずつ調整
カーニング:メトリクス+プロポーショナルメトリクスの設定の上にもする事ができる
文字の間にカーソルを置いてoption(Alt)+矢印(方向)キーで調整
*全体的に同じ幅ずつ詰める
トラッキング: 1/1000em文字単位で調整(1em=1文字分)
文字ツメ:文字の両脇の余白で詰める(100%で余白無し)
アキを挿入:左右の(特に句読点など)のアキ(余白)の設定
Webデザイン:letter-spacing -------------------------------
*全体的に同じ幅ずつ詰める:トラッキング(単位はrem,em,px…)
行間・行送り:line-height
「文字の大きさ」と「(文字の大きさを引いての)上下に数値の半分づつ」
フォント(書体)は1つのデザインで2〜3種類くらい
行揃え:左揃え・中央揃え・右揃え
文字の選び方について
● 情報を綺麗に・分かりやすく・読みやすくすること
タイトルや見出しは自由な書体でも大丈夫ですが、長い文章は読みやすさが重要になってきます
種類・太さや大きさ・行間・文字詰めによって読みやすさが変わります
デバイス別の標準的なフォント
Mac(Apple):ヒラギノ角ゴシック・明朝
Win(Microsoft):游ゴシック・明朝
Web(Google):Noto Sans JP・Serif JP