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イタリアに留学した2024年

こんにちは!のぐちです。

イタリアに来て約4ヶ月。

有り難いことにイタリア人の友人たちに恵まれ、楽しい大学生活を送っています。イタリア語の授業についていくのはとてもハードですが、この困難を乗り越えて成長できると信じて、今はひたすら進み続けるのみです。

2024年を締めくくるために、今思うことを書きたいと思います。

イタリア留学初日。ローマの空港からシエナへ(2024年9月6日)

人生で最も大きな決断

2024年、仕事を辞め、ローマに5週間留学に行き、学生ビザをとり、イタリアの大学に入学。

自分の人生が大きく変わった1年でした。

10年前、2014年にイタリア語の勉強を始めた時から、なぜか「イタリアに住みたい」と漠然と思っていました。

でも、それは決してポジティブな理由ではなく、どちらかというと当時辛かった仕事からの“逃げの選択肢”でした。辛くなったらイタリアに逃げるんだという気持ちをバネに、当時はイタリア語の勉強を頑張っていたように思います。

とはいえ、それほどの覚悟があるわけでもなく、何より金銭的な問題などもあり、“憧れ”の域を越えることはありませんでした。

「イタリアに住みたい」という憧れが、「イタリアに関わる仕事をしたい」という強い意思に変わったのは2020年でした。

気づけば30歳を超え、転職も経験し、仕事もうまくこなせるようになり、このまま頑張っていけばなんとなく過不足のない人生を送れるかなという状況でした。

ただ同時に、「本当にこのままで良いのかな?」と物足りなさを感じたのがこの頃です。「今の仕事を60歳になってもできるのか?したいのか?」という問いに対して、NOであることもハッキリわかりました。

また、「いつでもできると思っていたことが突然できなくなる」「いつでもあると思っていたものが突然なくなる」といったコロナ禍の経験を通して、今という時間の大切さにも気づきました。

本気でチャレンジしてみようと思い、2024年のイタリア留学を決めたのが2020年10月4日。

あれから4年、ついにその願いが叶ってしまいました。

イタリアの大学生という選択肢

できるだけ「安く」「長く」イタリアに住める方法を模索し、たどり着いた結論がイタリアの国立大学に入学するという選択肢でした。

日本の大学は入学までが大変であとはイージーモードというイメージですが、イタリアは真逆。入るのは簡単でしたが、蓋を開けてみれば大変なことだらけです。

イタリア人の友人たちがヒーヒー言っている一般言語学やイタリア文学の授業、自分にとってはその100倍ぐらいの困難が待ち受けていました。

まずは、教授が喋るイタリア語やスクリーンに投影される授業資料のイタリア語がわからない。単語を調べ、文法を確認し、何を話しているのかを確認する。その作業が果てしなく膨大です。

その後、テストで予想される質問を考え、その回答をイタリア語でアウトプットできるように記憶します。これがまた大変で、自分のレベルにあった語彙力や文法表現にしないといけません。

X上ではキラキラした生活に見えるかもしれませんが(笑)、入学に必要な最低限レベルのイタリア語能力で入学したので、想像以上の大変さに泡を吹きそうな毎日を送っています。

また、英語と中国語を専攻しているので、その2つの言語の勉強も欠かせません。

「単位が取れなかったらどうしよう…」と不安になりますが、思い詰めて心の健康を損ねたくもないので、その狭間を行き来する日々です。

まぁ、なるようになると思うので、今できることを精一杯やります。笑

学校帰り、毎日このツリーが迎えてくれました。ありがとう

2025年の目標

あるものを大切にしながら、慎ましく着実に過ごしたいです。

とはいえ、イタリア語能力を上げることは最優先です。今年は6月にCILS B2の試験を受ける予定なので、一発合格目指して頑張ります。

どんな2025年になるのか…また1年後に振り返るのが楽しみです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

皆さまにとっても、素敵な2025年になりますように。

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