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イタリアに来て1ヶ月

こんにちは、のぐちです。

早いものでイタリアに来て1ヶ月が経ちました。僕がいるシエナはこの1ヶ月で急に寒くなり、すっかり秋という感じです。

寝る時は気温15度を下回る&部屋がめちゃくちゃ寒いので、上下ユニクロのモコモコフリースを着て寝ています…笑

さて、前回の更新時から色々アップデートがありますので、近況報告も兼ねて書きます。

お腹の調子が改善しました

前回の記事で「便秘がつらい」と書きましたが、ようやくいい感じになってきました。というのも、パンやパスタの小麦だけの生活をやめて、週に1〜2回ほど米を食べるようにしたところ劇的に改善しました!米中心の生活からいきなり小麦生活になったので、身体が順応できなかったんでしょうね…

ということで、近所の日本食を扱うお店に日々助けられています。納豆を売ってるのもポイント高いです。とはいえ、納豆3パックで約4ユーロ(≒640円)なので、毎日は食べられません。高級食材として、日々大事に食べています。

カレールーも売ってて本当に有り難いです

美容院に行きました

渡伊前の懸案事項だった美容院問題。シェアアパートのオーナーに相談してみたところ、「近所の中国人経営の美容院がいいんじゃない?」ということで行ってみました。

・前髪は眉毛ぐらいまで切りたい
・サイドは6mmのツーブロックにしてほしい
・襟足はもう少し伸ばしたいので長さを変えずにすいてほしい

というイタリア語のメモと写真を持って行ったのですが、「中国語に翻訳して」と言われ、合っているか分からないイタリア語を中国語に翻訳し、スタイリストを信じて身を委ねることに。

シャンプー後、タオルで軽く水気を取って、髪が濡れたままカットがスタート。大丈夫かなとビクビクしていましたが、仕上がりは完璧でした。ほぼ希望通りのイメージでした!

カットは14ユーロ(≒約2,240円)でした。日本で美容院に行っていた時よりも安いし、全然ありだなと思いました。とりあえずここに通い続けます。

※ちなみに、大学の近くのメンズ向けバーバーはカットで24ユーロ(≒3,840円)でした

ルームメイトが増えました

これまでフランス人とシェアしていましたが、2週間前にベルギー人2人が加わり4人の共同生活となりました。

※ベルギー人2人は、ERASMUSというヨーロッパの交換留学制度を活用してイタリアに来ており、大学の授業も全て英語のようです。イタリアの若い人は英語が話せますし、イタリア語が話せなくても生活には困らないようです。

ここで再び英語が話せないという壁にぶち当たりました。4ヶ月前、ローマに留学した時ぶりですね。笑

かつては英語が好きだったはずなのに、一応大学卒業時にはTOEIC 630点あったはずなのに…

言いたいことも言えなくなってて、自分の英語力の無さにとても落ち込みました。(と同時に、逆にイタリア語の方が言いたいことを言えることに驚きました)

イタリアにいるのでイタリア語を学ぶことはもちろんですが、英語力を高めない限りこのコンプレックスが一生つきまといます。

英語を何とかしないとと思った僕は、一つ大きな決断をすることになりました。(後述)

大学が始まりました

イタリアに到着してから暇を持て余していた日々でしたが、9月30日からようやく大学がスタート。この日を境に、観光客気分の生活も終わり、本格的に大学生としての生活が始まりました。

専攻・コースを変更

出願時に希望していた専攻を、イタリアに来て変更しました。

(旧)イタリア語・イタリア文化専攻
 →イタリア語教師・中学や高校の先生を目指す人向け

(新)外国語・外国文化専攻
 →観光や企業活動において、イタリアと各国を仲介したい人向け

我ながら大反省しているのですが、「とりあえずイタリアの大学に入ること」が目的となってしまっており、授業のカリキュラムなどをよく見ていませんでした。

当初希望していたイタリア語・イタリア文化専攻では、「イタリア語やイタリア文化を学べる」と思っていたのですが、イタリア語の教師や学校の先生を目指すための専攻なので、実際は「言語学」「教育学」「イタリア文学(日本でいう国語)」といった必修科目が多く設定されていました。

僕はイタリア語や歴史・文化などに興味はあるけれども、イタリア語の先生にななりたいわけではありません。また、イタリア文学にはそれほど興味が湧かなかったので、軌道修正して専攻を変更をすることにしました。

※専攻を決めるにあたって、同じ大学を卒業された日本人の大先輩にアドバイスを頂きました。その節は本当にありがとうございました!

外国語・外国文化専攻

専攻として選んだこのコースですが、

・ヨーロッパ言語(英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・カタルーニャ語)の中から1言語

・上記で選択した言語以外(上記ヨーロッパ言語+アラビア語・中国語・日本語・韓国語・スワヒリ語・トルコ語・ウクライナ語・ロシア語)の中から1言語

合計2つの言語を選択し、3年間みっちり外国語を勉強するというコースです。

※外国語の授業以外にも、「一般言語学」「イタリア文学」「地理」などの必修授業や、「古代ローマ史」「近・現代史」などの選択科目もあります。英語以外の授業は、全てイタリア語です。

僕は英語と中国語を選択しました。

・英語できないコンプレックスを解消したい
・日本や中国に、中国人の友達がたくさんいる

という単純な理由です。

特に中国語は独学で一度諦めてしまった経緯があるので、ネイティブな先生に0から教わることができるというのは非常に有り難いなと…

日本より安い学費とは言えども、年間2200ユーロ(≒約350,000円)を払うわけなので学費の元は取りたい。イタリアで暮らしながらイタリア語を習得しつつ、英語・中国語も学べるのならお得なのではないか…と思っています。

ちなみに、英語の授業はB2レベルから、中国語の授業は0からスタートです。

卒業時には、最低でも

・イタリア語:C1
・英語:C1
・中国語:B1

のレベルにならないといけないらしいです。

これ書いてて震えていますが、この語学力に到達すれば今後の仕事の幅も広がると信じて頑張りたいです。マルチリンガルになるべく、長い目で見て頑張ります。

時間割

前期の授業はこんな感じになりました。

重複も合わせると週18コマ…

金曜は講義がないものの、想像以上に多くて戸惑ってます。火曜と水曜は朝から夜まで授業ですし、時間がダブっている授業も。。

また、必修科目の「言語学」「イタリア文学」は3日連続で同じ先生が授業します。日本の大学だと週に1回だと思いますが、週に3回あるのでどんどん進んでいきます。

授業の難易度

最初の1週間を終えての感想です。

僕は大学が入学条件としている「最低レベルのイタリア語(B1レベル)」で入学したわけですが、今のところイタリア語の授業はほとんど意味がわかりません。

先生は1時間半ずっと喋り続けるのですが、そもそもわからない単語が出てくるので、その場で瞬時に理解するのは不可能です。

意味がわからなかった単語をピックアップしておき、家に帰って辞書で調べながら録音を聴き返したりしていますが、それでも普通に難しくてわかりません。

文章の理解すらままならないのに、授業が理解できるはずありません。

「言語学」「イタリア文学」の授業はそれぞれ週3回ありますが、今のところ不安しかありません。(まぁ、成るように成る!)

一方で、英語や中国語の授業は今のところ問題ありません。

中国語の授業はイタリア語ですが、イタリア語が堪能ではない中国人の先生ゆえに、ゆっくり簡単なイタリア語でわかりやすいです。また、中国語は「漢字が書ける」「なんとなく読める」というアドバンテージがかなり大きいです。

ということで、英語と中国語の授業が今のところ精神安定剤です。笑

もし「イタリア語・イタリア文化専攻」のままだったら、イタリア語だらけの授業が理解できずに参っていたかもしれません。

必修科目「言語学」の授業風景

おわりに

主に大学の話をしましたが、大学の授業を通して友達もできました。英語や中国語が同じクラスのイタリア人たちです。フィレンツェをはじめトスカーナ州の学生が多いのですが、中にはシチリア出身という人もいました。とりあえずInstagramのアカウントを交換したので、交友を深めていきたいと思います。

イタリア語の授業が理解できる日は来るのか…?

という不安で今はいっぱいですが、体を壊さない程度に無理をせず、16年ぶりのキャンパスライフを楽しみたいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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