自己紹介を書いてみました。
今日は、自己紹介を書いてみます。
ちょっと長くなりますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
私は現在40歳、既婚で子なし。
専業でイラストレーター/マンガ家をしています。
マンガも描けるイラストレーターの位置付けで、広告マンガとか商品紹介マンガなどを描いていることが多いです。
先日はインプレスさんより『なんかおいしくないので料理をおいしくするコツ知りたいです!』というマンガを発刊しました。
料理監修は、料理研究家の小田真規子先生、間違いなくおいしくなる一冊です。
イラストレーターになるまで
イラストの仕事は子どもの頃からの夢でした。
イラストとの出会いは、幼稚園の頃。
母が持っていたカット集がきっかけでした。
そこに掲載されていたたくさんのかわいいイラストに心惹かれ、うっとり眺めていたあたりから、絵を描く仕事があると認識しはじめました。
小学校に上がるとお小遣いをもらえるようになったので、マンガ雑誌を買うようになります。
日がな一日、用事がない時は壁にもたれて三角座りで画用紙に絵を描き続けてきた子ども時代。友達が来てもお絵描きがしたかった子ども時代。
家にいられて、大好きな絵を描いて生活できるマンガ家はうってつけの仕事。
私はマンガ家になる道を目指しました。
変なルートでいきなりマンガ家になれた
高校卒業後はマンガ家になるための専門学校に入学しました。
さすがマンガ家志望の人たち、すでにプロ並みの技術力を持つ生徒がゴロゴロいました。
私は中の中くらいのレベル感ですが、ここならプロになれそうな予感がして自信が湧いてきました。
卒業後の進路は決めておらず、マンガ家になるためにがんばろうと決意。当時は誰の話も耳を貸さない猪突猛進タイプだったので、それ以外の選択肢はありませんでした。
そんな私に奇跡が。
卒業展示会で、たまたま話しかけたおじさん。
なんとマンガ雑誌の編集長でした。
「今、4コママンガを描ける人を探しているから描いてみない?」と誘われ、マンガを描かせてもらうことが決まりました!
マンガ家になるには投稿して賞を得るか、持ち込みして認められるか、どっちかだろうと思っていましたが。王道のルートと違うけど、予期せぬ形で夢だったマンガ家になることができました。
マンガ家の現実は厳しかった
卒業後、どうにかマンガ家になれて喜んだのも束の間、収入の不安がありました。
4コママンガだけでは生活ができない・・・!
実家暮らしだからどうにかなっているものの、いただいた原稿料だけではとてもじゃないけど暮らせません。
イラストも描けたので、他の媒体や出版社に作品集を作って持ち込みにいき、そこから少しずつ仕事につながったものの、作業の段取りが悪く、締切を守れなかったり、受注したあとでお断りしたり。
ビジネスメールひとつまともに送ることができない、自分の不甲斐なさに痛感しました。
ちなみにこの頃はすっかり落ち込んでいて、メンタルクリニックに通うくらいの精神状態でした。今思えば相当大変な時期だったと思います。
「絵を描いていればいいわけじゃないんだ、社会人経験を積まないと何もできない」
と、当時の私は思い、一度マンガ家業に区切りをつけて就職をすることに決めました。
いったん社会人になる
会社員として就職し、週5で働き始めました。
ありがたいことにイラストの仕事はたまに入ってきたので、受けられる範囲で、副業としてゆるゆる続けていくことに。
その間、何度か職場を転々とし、やっと落ち着いた職場が見つかった時、今度は体調が悪くなりました。
じんましんとも違う変わった発疹と、足を引き摺るくらいの関節の痛み、下がらない発熱。
採血をしたら膠原病の一種である全身性エリテマトーデスだとわかりました。
放っておくと危ないといわれ、とにかく検査入院することに。
ちなみに同じ時期、会社が閉鎖されて親会社に吸収合併するという絶妙なタイミング。
そのまま親会社に移籍する機会をうしない、退職することになりました。
絵の仕事を本気でしたい
退院して、体調が安定してきた時、今後の人生について考えました。
「どうせ人間はいずれ死ぬのだ、
もう好きなことをやろう!」
一度病気を経験したことで、足りないところを頑張るより得意なことを伸ばす方向に舵を切ろうと思えるようになったんです。
そして、私はイラストレーターの道を再び志しました。
イラストレーターを続けられる喜び
もう二度と前のようにフワフワしない!
最初にフリーランスになった時との違いは幅広く知り合いが増えて、社交性がそなわったこと。
周りの人に助けてもらいながら仕事を少しずつ増やし、
地元でキャラクター展開をしたり、クラウドファンディングを2回も実施するくらいのタフさを身につけました。
病気は今も投薬が続いてますが、少なくとも会社員だった頃よりもはるかに元気ですw
迷い続けてきたこれまでの人生、
変わらなかったのは絵を描くこと・発信が楽しいということ。
このまま末長くイラストレーターとして、
発信する人間として活動できるようにがんばりたいです。
📙ノグチノブコの本📙
⭐️なんかおいしくないので料理をおいしくするコツ知りたいです!(インプレス刊)
料理監修:小田真規子先生
おいしくなるのはコツが大事!料理初心者〜中級者に向けて、料理をワンランクアップさせるポイントをマンガで紹介しています。