新しい環境で活躍するための土台をつくる、MoTのオンボーディングプログラム
Mobility Technologies(以後MoT)は現在積極採用中で、毎月10名前後の中途メンバーが入社しています。新しい仲間が加わってくれることは私たちにとって、とてもうれしいことです!一方、新しく仲間になる方はワクワクと同時に不安も感じているはず。できるだけ不安を軽減し、早くMoTに慣れていただけるようにオンボーディングプログラムを用意しています。
今回はMoTのオンボーディングプログラムについて、人事部企画グループの戎崎さんにお話を聞きました。
オンボーディングの目的
オンボーディングとは、「船や飛行機に乗っている」という意味の「on-board」から派生した言葉ですよね。MoTに入社することは、「MoTという船に乗ってこれから一緒に事業や組織を作っていく乗務員になること」だと思っているので、新しい環境でつまづくことなく成長・活躍してもらうための受け入れ体制や仕組みをしっかり作ることを大切にしました。入社から4日間かけて各種オリエンテーションを実施しますが、その期間の目標は2つです。
特に今はリモート環境下での仕事が前提になるので、なかなかお互いに知り合う機会がありません。意識的にコミュニケーションのきっかけを作ることを大事にしました。
あと、個人的には「ようこそMoTへ!」というウェルカム感を大事にしています。入社して歓迎されるとやっぱりうれしいですよね。
MoTらしさを出すことを意識して作ったオンボーディング
MoTは社名の通り、モビリティーに関する事業を展開している会社なので、そこを実感してもらえる構成にしました。各事業の責任者から自部門の事業について説明してもらったり、FE(フィールドエンジニア)に車載機器の構成説明や配車した際のデモ動画を見せてもらう「FE体験会」、タクシーアプリ『GO』のユーザーの声をリアルに聞ける「CX体験会」などを取り入れています。
入社1・2日目は業務上の必要事項説明を中心に
入社してまず最初に、業務を行う上で必要となる情報を中心にオリエンテーションを行っています。1日目はPCのセットアップからはじまり、労務・総務・人事系のルール等の説明、そして社長の中島さんから直接MoTの経営・事業についての説明もあります。2日目は経費精算のやり方やコンプライアンスに関する説明があります。
1日目のお昼はウェルカムランチ、2日目は同期ランチへ
オンボーディング期間は、繋がりをできるだけ多く作ってもらうことを意識しています。オリエンテーション期間が終わったら人事が近くにいてずっとフォローすることはできないので、困った時に相談する相手がいることや、分からないことがあったら誰に聞けばいいのか分かるようになってもらうことが大事だと考えています。
そこで、1日目は配属先のメンバーとウェルカムランチへ、2日目は同日入社の同期メンバーと一緒にランチに行っています。
オンラインで実施するかオフラインで実施するかは各部署・各自にお任せしていますが、オフラインで行けると「より会話しやすかった!」という声をよく聞きますね。
ちなみに、1日目のランチは『ウェルカムランチ制度』というランチ代の補助が出る制度があるのでみんなこちらを活用しています。
2022年6月現在、入社1日目はオフィスに出社していただき、2日目以降はオンラインでオリエンテーションを実施しています。
入社3・4日目は各事業・経営の説明を中心に
MoTでは様々な事業を展開しています。入社3・4日目に、各事業部の責任者から自部署の事業について説明してもらいます。タクシーアプリが有名ですが、実は幅広く事業を展開しているので新たな発見があると思います。
入社日〜1ヶ月目までのその他プログラム
入社者Slackチャンネル
その月の新入社員メンバーとバックオフィス系のオリエンテーション担当者が参加しているSlackチャンネルが作られます。入社日から3ヶ月間、些細なことでも分からないことがあったら気軽に聞けるチャンネルです。
Weekly Stand Upでの自己紹介
MoTでは毎週金曜の夕方に、全社向けの共有/告知/報告を行う会として『Weekly Stand Up』をオンラインで実施しています。そこの場で、自己紹介を1分間で行っていただきます。チャットのコメント欄に既存社員からコメントが入ったりして毎回盛り上がります!
配属先上長との1on1(面談)
上長との1on1を実施し、業務内容の説明や、会社が期待することと入社者がやりたいことのすり合わせを行います。分からないことや不安なことがあればここでしっかりお話いただくことが大事だと思います。
FE体験会
事業・サービス理解を深めていただくために、FE(フィールドエンジニア)のメンバーに、タクシーアプリタクシー『GO』で配車した際の乗務員側の動きを説明してもらいます。車載機器の構成説明や、配車した際のデモ動画を見せてもらいながら、普段タクシーに乗る時には見えない裏側を知ることができます。
シャッフルグリーティング
社員同士の相互理解を深めるための交流の場です。4-5名を1グループとして60分間であるテーマに沿ってお話します。今は『入社した理由』をテーマに実施しています。もともと、既存社員からも他部署のメンバーと関わる機会が少ないという声がよくあがっていたので、4月から新しい取り組みとして始めました。今は既存社員の希望者も参加して交流していて、既存社員からも好評な取り組みです。
入社1ヶ月目のプログラム
事業説明・今後の展望説明
経営戦略本部 本部長から、事業や今後の展望について詳しく説明してもらいます。ある程度業務や会社にも慣れてきた頃に聞いてもらった方が、より実感を伴いやすいだろうという理由から、このタイミングで実施しています。それに、入社して数日間は多くの情報をインプットしていただくので、情報量が多すぎるとパンクしちゃいますよね。
川鍋さんと話す会
会長の川鍋さんとざっくばらんに話す会です。
新入社員メンバーは一人ずつ自己紹介をし、川鍋さんからはご自身の経歴、MoTの成り立ち、会社の風土についてなどお話があります。入社後1ヶ月面談
人事と30分間の面談を実施します。仕事に慣れてきたかどうか、入社前とのギャップはあるか、など聞かせていただきます。もし困ったことが出てきたら人事と現場で連携して対策を打っていきます。
入社3ヶ月目のプログラム
Ask Kawanabe-san
今後のMoTに関して、川鍋さん本人のこと、など何でも聞きたいことを聞きいてみよう!という会です。事前に質問を集めるのですが、いつも結構な量の質問が集まります。
CX体験会
サービス理解を深めていただくために、CX(カスタマーエクスペリエンス)の仕事を体験します。タクシーアプリ『GO』のお客様からの問い合わせをリアルタイムに聞いていただくことで、温度感のある情報を得ることができます。
入社後3ヶ月面談
人事と30分間の面談を実施します。仕事に慣れてきたかどうか、入社時に期待していた仕事ができているか、など聞かせていただきます。この3ヶ月面談でオンボーディングプログラムは終了となります。
参加者からの声をもとに、これからも改善し続けたい
——けっこう充実したプログラムという印象を受けましたが、実際に参加した新入社員メンバーからはどんな反応がありますか?
ポジティブな反応をいただくことが多いです。実は今年の3月から一部内容を変更したり新しい項目を追加しました。毎回参加者からアンケートを回収しているので、そこで出てきた意見をもとに改善しています。
オンボーディング施策を実施する中で組織課題が見えてくることもあるので、課題を改善するきっかけを作れているという意味でも貴重な機会だと思います。
オンボーディング担当として新入社員全員と必ず関わるので、何かあったら相談できる存在でいたいと思っています。社員のことを知れるのは、オリエン担当者の強み。入社した人が無事に3ヶ月、6ヶ月と働いて活躍されている話を聞くと、本当に良かったなと思いますね。
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