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食料だけを生産することが農業ではない

7月21日11時から14時の参加者と、落花生畑にて。
今回は夏野菜の手入れ(主にきゅうりの管理)をして雑草むしりをしました。

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地這えではないきゅうりを植えたので、ネットを張りました。毎度のことですが、農園では「こうしなければならない」決まりがない。理屈だけを説明してあとは経験するだけということになる。例えば「こうした方が効率はいい」ということはあっても、自分で経験を積んでいかなければその効率の良さも実感できないはずだと考えるからだ。また、考えることをやめてほしくないという意味もあります。失敗あっての経験。せっかく土に触れているのだから、たくさん土に触れて刺激を受けることを優先して欲しい。

これはかつて、農業が産業であるまえに、「生業」だったことや、「暮らしそのものの一部」として当然のようにそこに存在していたことを今に繋げていきたいからそうしています。食料だけを生産する農業ではなく、生きるために土に触れる「農」ということを重点におきたい。

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落花生畑もすでに沢山の花が咲いていたので、沢山収穫は出来るでしょうね。


今回は日本農業新聞に掲載された農学者の宇根豊氏の記事を紹介したい。

キャベツが500円で販売される時代に問われていることは、自給率や生産率アップという単純なことだけではなく、宇根氏が考えたとおり、人類史を改めて考えてみてみることからなのではないだろうか。

こうみると農本主義者がいう近代の政治政策への方便詭弁を超えて、もっとナチュラルに本来の農が補う人々の暮らしを当然のごとく発言していく必要性を強く感じる。単に「国家を支える農業」ではなく、「農」を当然の言葉で毅然と語っていく思想を堂々としていくべきだ。

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実っていたししとうを収穫。きゅうりとサニーレタスも収穫して、持ち帰っていただきました。絶対に美味しいはず~。


花瑛農園ではコロナによる困窮学生への学業・生活支援と農業体験を兼ねてアルバイトを引き続き募集しています。
※コロナ対策に原則として、マスク着用でご参加下さい。



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