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民衆の自治を無視して、国は治められるはずがない。

7月15日11時から14時の参加者と、落花生畑にて。
今回はマルチを外して、土寄せと有機石灰(カキ殻の粉末)を蒔き、雑草むしりを行ないました。

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短時間なのでみな一生懸命やってくれています。土作りから参加している学生は、結構な愛情を注いでくれています。和む会話が続く中で、「文科省の学生支援緊急給付金がだめそうだ!」という内容の話には本当に胸が痛みます。

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だいぶ整いました。これからは雑草むしりを念入りにして、途中でもう一度盛り土をする感じになりますね。

「もし世界みな日本になれば、日本の国家という観念は、不要になるだろう。けれども社稷という観念は、取り除くことができぬ。国家とは、世界地図の色分けである。各国ことごとく国境を撤去しても、人類がいる限り、社稷の観念は消滅するものではない。これが私が社稷を除いて国を認めない理由である。民衆の自治を無視して、国は治められるはずがない。」(権藤成卿著書ー自治民範 平凡社より)

※「社稷」‥農村自治共同体

これは、ヨーロッパの真似をして資本主義化を推し進めた国家体制を作ろうとした当時の政府に対しての権藤氏の抗議の根源となっていて、社稷や村を無視した政策などに異議申し立てもしています。

権藤氏はこれほどまでに社稷や在所というものがいかに大事かということを伝えるのですが、いまどれほどの人々がこの言葉に耳を傾け、説得力を感じることが出来るのかは甚だ疑問です。


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参加した学生が、「今日やった作業の何百倍の努力があって私たちの食卓に野菜が並んでいるのだなぁと気付けるきっかけになりました。」と、畑で収穫したししとうで作った卵料理の画像を送ってくれました。嬉しいですね。


花瑛農園ではコロナによる困窮学生への学業・生活支援と農業体験を兼ねてアルバイトを引き続き募集しています。
※コロナ対策に原則として、マスク着用でご参加下さい。


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