本当にこのままで、状況は変えられるのだろうか
(画像は沖縄県南城市大里城跡から見た朝陽 令和2年3月16日)
「沖縄差別を解消するために沖縄の米軍基地を大阪に引き取る行動」(引き取る・大阪)の松本亜季氏は、引き取り運動に舵を切った理由をこう話す。
この言葉に同感する者の1人として、松本氏のいう'限界'についてわたしなりに考えてみた。
基地に反対と叫ぶことは、わたしの場合、実に考えてみれば容易いことだった。声をあげ、どうしたら基地がここから無くなるのかを考えれば良かった'だけ'のこと。勿論真剣にではあるが、しかし、自宅に戻れば普段の生活があり、その'束の間'に基地についてどうしたら良いのかを考える(例えばSNSやブログを使って問題提起をしてみるとか訴えてみるとか、シェアしてみるとか)という、やはり'だけ'のことだ。しかし、沖縄に住む人々にとっては自宅も戦場を連想させる。上空で低空飛行を繰り返す米軍機が窓ガラスや食器棚や床をカタカタとドドドドと軋ませ、今にも落ちて来そうなほど近くに轟音を聞かされなければならない。耳を塞いでも、身体にまで浸透するあの怖々しい体感を常に強いられている状況は、わたしの日常とは全く異なる。この違いを認識してから、わたしは自宅にいても申し訳なさでいっぱいだった。更にはなにも出来ないという歯痒さが募っていった。わたしが各所宛の開示請求や防衛省交渉をしているのは、この気持ちの穴埋めに過ぎない。何もしないよりはいい、多少なりとも役に立ちたい、何とか力になりたいという思いでやってきた(いる)こと。今もその思いは尽きないが、しかし何の進展もないし、こうした状況を私の命が尽きるまでに何とか出来たらマシな方なのかなと途方に暮れるような日々。
松本氏の'限界'というものとは多少異なるかも知れないが、わたしもこのままではなにも動かないと感じた。動かないというか動かすことが出来ないというか。
そして私の場合は、1月の沖縄の各市長選を見る本土議員の目線に'加害者意識が全くない'という怒りから始まり、他力本願だった自分を恥じてそうか自分が引き取りを公言して国政に出馬すればいいんだという思いに至る。
'本当にこのままで状況は変えられるのだろうかと'と言った松本氏のこの一言を多くの人にわたしは届けたい。
本当にこのままでいいのだろうか。今までそれで何が変わったのだろうか。今の状態は'限界'なのではないだろうか。
自分に問いかけてみて欲しい。お願いします。
選挙に勝っても負けても、昨日までの日本政治には絶対的に勝てる。1人でも多くの人にこの勝利に関わって欲しい。わたしは勝利を超えて大勝利を目指します。
沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党
HP開設から10日間でクラウドファンディングは1,457,500円の売り上げがありました。本当にありがとうございます!!
この資金は、厳密に言えばわたしのものではなく、本土への基地引き取りにかける思いを今夏の'選挙'ではわたしが委託されているがゆえに集まったものです。'なかむらだけが'ではなく、ご協力いただいているみなさんも一緒に'本土も頑張る!'を実現してください。
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