残業代請求って精神的に参るよね。って話。
社会保険の着服が発覚した後、オーナーへの不信感はもうヤバいくらいヤバかった。
どれくらいヤバいかを例える上手いワードは出てこないけども、とにかくヤバかった。
着服を問い詰めて返金をしてもらい始めたのが12月。
そしてこの話は1月の末頃の話。
もうこの会社では働けないなって常々思っていたので、この頃からはどうやって辞めようかしか考えてなかった。
とりあえず弁護士さんを雇った。
もちろん残業代を請求する為だ。
その時には既に証拠は集めきっていたので話はスムーズに進んだ。
会社には勤務記録がない。
なのでスタジオのPCを開いてログをプリントアウトした。
スタジオのPCは基本的に僕しか使わないので、PCのログを見れば僕の勤務時間が分かるからだ。我ながら名案。
そしてオーナーとの会話を逐一録音した。
「このスタジオって勤務記録とかないんですか??」
「ないよ。」
「毎日15時間以上働くの疲れますねー!!」
「スタッフお前だけだから仕方ないよ」
みたいな会話を残しておいた。
もう完璧だ。
そんなこんなで半年間の残業代を弁護士さんに計算してもらったところ、その額なんと111万。
半年間で111万。
ちなみに半年間の手取り支給額は90万弱ほどだ。
超えた。残業代が手取りを超えた。
弁護士さんに請求書を作ってもらい会社宛に送った。
内容証明で。
これが長い戦いの始まりだった。
ちなみに今も絶賛争い中だ。
そう。これは数ヶ月前の話だ。
僕は現在二十歳だ。
あ、会社は2月末にやめた。
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