のぎし⊿

Here is the only planet with white gerberas.

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最近の記事

花は咲く、客席の誰かが気づく(続・向井葉月と“乃木坂46”)

 2024年10月28日、「36thSGアンダーライブ」北海道公演2日目。弩級の幸運に恵まれて、筆者はZepp Sapporoの最前列にいた。握手会に何度か足を運んだのも今は昔だ。メンバーのことをこんなに近くで見たのは、ほぼ初めてのことだったと言っていい。  アンコール。満員のフロアで、身をよじるようにして「葉月」のバナータオルを取り出した。「真夏の全国ツアー2024」のグッズだったけれど、ドームクラスの会場だとほとんど出番がなかった。レスや“認知”が欲しくてライブに通ってい

    • 人は必要なときに、必要な人と出会う(乃木坂46・36thSGアンダーライブによせて)

      ■ 2年ぶりの全国Zeppツアー 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」が進行中である。今回のアンダーライブは5都市11公演の全国Zeppツアーの形式であり、本稿執筆時点では2都市目の愛知公演までを終えたところである。筆者はどうにか予定をやりくりして、福岡の2公演目から始まり、愛知・大阪・北海道の各2公演と、神奈川の2公演目、合計8公演に立ち会うことができる見込みである。  全国Zeppツアーの形式でのアンダーライブは、2022年12月に開催された「31stSGアンダーラ

      • アイドルの物語と、アイドルグループの物語(2024年初秋、坂道シリーズに思う)

        ■ 今年も夏が終わる  長く、暑かった夏がようやく終わりに向かい、朝晩は涼しく感じるようになってきた。こうなってくると、(久保史緒里が毎年ラジオで話しているように)あっという間にもう年末である。 昨年の末にも「ライブ漬けの一年で忙しかった!」のようなことを書いたが、今年は現時点ですでに立ち会った公演数が去年を超えている。ここからさらに、年内に20公演以上が控えているということになっている(チケットが用意できているものだけで)。  しかもその大半が平日の公演だ。久しぶりに何

        • のんびりと聖地巡礼がしたくて、「ひなたフェス2024」に先立って宮崎に行ってきた

          ■ 宮崎へ続く道、宮崎から続く道  ひなたサンマリンスタジアム宮崎での「ひなたフェス2024」の開催が近づいてきた。今日、2024年8月17日には、日向坂46が宮崎県「みやざき大使」に就任したことがニュースにもなっていた。  4月の「5回目のひな誕祭」で開催を発表してからというもの、日向坂46の“宮崎シフト”はびっくりするほどで、「日向坂ちゃんねる」での九州一円でのキャンペーンや、「ひなたフェス開催決定記念」と銘打たれた「日向坂46時間TV」をはじめ、メンバーが恒常的に宮崎

        花は咲く、客席の誰かが気づく(続・向井葉月と“乃木坂46”)

        • 人は必要なときに、必要な人と出会う(乃木坂46・36thSGアンダーライブによせて)

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          それは“あの夏”から続く道(乃木坂46「真夏の全国ツアー2024」スタートによせて)

          ■ 36thシングル期と“真夏”の到来  乃木坂46「真夏の全国ツアー2024」が、7月20-21日の京セラドーム大阪公演からスタートした。今年のツアーは「5年ぶりのドームツアー」として、8月24-25日の愛知・バンテリンドーム ナゴヤ公演、および9月2-4日の東京・明治神宮野球場公演の計7公演で行われる。  7都市16公演という規模で行われ、“史上最大規模”と銘打たれた「真夏の全国ツアー2023」と比べると、公演数は半減以下となった形だが、非常にざっくりと計算したところ

          それは“あの夏”から続く道(乃木坂46「真夏の全国ツアー2024」スタートによせて)

          いまだからこそ、あの日の「10月のプールに飛び込んだ」を振り返りませんか?

           櫻坂46として二度目の東京ドーム公演、「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?- IN 東京ドーム」が終わりました。それに関しては多くの方が語っていることだと思いますし、今週末にリピート配信も控えるという状況なのでいったん置いておいて(……というわけにもいかない気もしますが、でも置いておいて)。今回の記念すべき東京ドーム公演の開催から、前回の東京ドーム公演、「2nd TOUR 2022 “As you know?”」のことが思い出される

          いまだからこそ、あの日の「10月のプールに飛び込んだ」を振り返りませんか?

          日向坂46展「WE R!」直筆メッセージフラッグ 全メンバー分書きおこし

           タイトルの通りです。会期も終わりましたので、すでに誰かがやっていそうですが、作成しておくことにしました。  展示の最後に「WE R!」のロゴのオブジェが配され、会場を訪れたメンバーのメッセージフラッグが追加されていく形がとられたものなので、図録に写真などが掲載されているわけではないものです(会期前に訪れていた=初日の時点でフラッグがあったうちのひとりである小坂さんのものだけ掲載されていました)。  それぞれで写真を撮られた方も多いと思います。誤りがありましたら、教えていただ

          日向坂46展「WE R!」直筆メッセージフラッグ 全メンバー分書きおこし

          セットリストを“横に見る”・その2(櫻坂46 歴代セットリストまとめ)【随時更新】

           ひらがなけやき・日向坂46について同趣旨の表を作成してから半年以上が経ちましたが、櫻坂46についても作りたいなと思ってちょこちょこ作業をしていて、とりあえず完成をみましたので、公開します。 ※修正・追加を行った場合、随時差し替えます。 ※2024年10月12日更新:「三期生ライブ」までを追加、全体として見やすさの改善をはかり、横幅を最適化して縮小 (ひらがなけやき・日向坂46版はこちら↓) ■ まとめの構成について  ひらがなけやき・日向坂46のほうでも書きましたが

          セットリストを“横に見る”・その2(櫻坂46 歴代セットリストまとめ)【随時更新】

          乃木坂46のバースデープレイリスト企画が一周したので集計した【一覧あり】

          ■ バースデープレイリスト企画1周年 昨年4月からスタートした乃木坂46・バースデープレイリスト企画が、本日の佐藤楓さんをもって一周した形となりました(本日時点の所属メンバーから休業中の掛橋さんを除き、誕生日をもって卒業した早川さんを加えた36人。北川さんは誕生日より前の卒業だったためなし)。川﨑さんからスタートしたときはあまり意識していませんでしたが、年度の区切りで始まったということだったのでしょうか。  まあリンク先からプレイリストを見れば済む話なのですが、音楽配信サー

          乃木坂46のバースデープレイリスト企画が一周したので集計した【一覧あり】

          花びらは散れども、花は散らない(櫻坂46「4th ARENA TOUR 2024」スタートによせて)

          ■ “櫻前線”のスタート  櫻坂46「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」が、2024年3月2-3日のマリンメッセ福岡公演よりスタートした。筆者は幸運にも2公演ともに足を運ぶことができ、初演からすでに完成度の高い公演を目の当たりにしたほか、1日目のアンコールで行われた2022年11月以来の東京ドーム公演(ツアーの「追加公演」として)の開催発表にも立ち会うことができた。  2021年から毎年開催されている櫻坂46のライブツアーは、2

          花びらは散れども、花は散らない(櫻坂46「4th ARENA TOUR 2024」スタートによせて)

          2月は思い出の季節(2024年晩冬、坂道シリーズに思う)

          ■ 忙しく過ぎていく2月  坂道シリーズを追いかけていて、「忙しいな」と感じる日々が続いている。1月には「7th Single BACKS LIVE!!」「34thSGアンダーライブ」「小林由依卒業コンサート」が3週にわたって連なり、生配信と現地をあわせて8公演に立ち会うことができた。  2月1日の「小林由依卒業コンサート」2日目を最後に、バースデーライブが3月開催であることもあり、今月は珍しくライブがない(配信ミニライブは除く)な、というところだが、3月にはその「12t

          2月は思い出の季節(2024年晩冬、坂道シリーズに思う)

          「乃木坂46・北野日奈子」で40万字:何を書き、何が見えたか

           ブログ「坂道雑文帳」で長期にわたって書き続けてきたシリーズ記事「その手でつかんだ光 (乃木坂46・北野日奈子の“3320日”とそれから)」が、このたびようやく完結しました。コンセプトとしては「乃木坂46・北野日奈子」のグループでのキャリアを、全期間を射程において振り返りたい、というもので、構想を始めたのは卒業発表直後、資料を整理し始めたのが卒業前後のGW中だったと記憶しています。そこから実際に書き始めて、1年半ほどを費やしたということになります。  時間をかけすぎてしまった

          「乃木坂46・北野日奈子」で40万字:何を書き、何が見えたか

          乃木坂46 歴代フォーメーション チートシート【随時更新】

           年末年始の休暇の大部分を使って、こんなものをつくりました。タイトルの通りです。乃木坂46の歴代の表題曲とアンダー曲のフォーメーション、そしてシングルおよびアルバムの概要情報がまとまっているものです。 ※2024年1月14日更新:全体を再確認し、いくつかミスを修正しました ※2024年4月15日更新:35thシングルの情報を追加しました ※2024年6月21日更新:35thシングル関連の情報を更新しました ※2024年8月31日更新:36thシングルの情報を追加しました

          乃木坂46 歴代フォーメーション チートシート【随時更新】

          もはや「新参者」ではない(2023年の暮れ、坂道シリーズに思う)

          ■ ライブ漬けの一年  どの季節も同じようなことを書いている気がするが、ライブをひたすら見ていたら2023年がもう終わっていこうとしている。  思い返せば、「真夏の全国ツアー2023」に現地で8公演立ち会ったあたりからエンジン全開になってしまい、「Happy Train Tour 2023」を追加公演を含めて現地7公演・配信1公演、「33rdSGアンダーライブ」を現地で3公演、「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を現地で2公演、「新参者 LIVE at

          もはや「新参者」ではない(2023年の暮れ、坂道シリーズに思う)

          5期生はすでに乃木坂46の楽曲のうち半分以上を披露したことがある

          ※「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」での披露楽曲については言及していません。 ■ ライブづくしの1年  2023年11月3日からスタートした「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」ですが、11月21日からとうとう乃木坂46・5期生の公演がスタートしました。本稿執筆時点では3公演を完了、ここから7公演、というタイミングです。  また、12月16-17日には「超・乃木坂スター誕生!LIVE」も3公演予定されています。昨年の「

          5期生はすでに乃木坂46の楽曲のうち半分以上を披露したことがある

          ひと席の余白から(2023年秋、坂道シリーズに思う)

          ■「齋藤飛鳥卒業コンサート」  2023年10月25日、「齋藤飛鳥卒業コンサート」のBlu-ray/DVDが発売された。同年5月の開催から5ヶ月強というスピード感でのリリースであり、おそらくソフト化されると思われる「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」を追い越す形であったことにもなる。2023年5月17日と18日の2日間の開催で、東京ドームでのライブチケットには合計で63万の応募があったという。それだけの熱量をもって臨まれ、迎えられたコンサートだったからこそであ

          ひと席の余白から(2023年秋、坂道シリーズに思う)