妊娠出産の話
秋です。11月はぷく氏の生まれた月。
私にとっては毎年、この一年積み上げてきたものをかみしめながら、当時の傷口をたしかめる月。そう簡単には忘れてやんねーぞ…ククク(根暗)…
ぷく氏が生まれた前後のことはもいずれはしっかり残そうと思いつつ、まずは乃木家の子ども3人の、三人三様のお産を振り返りたい。
そもそも、この子ら全員違う顔してて、ステップファミリーだと思われてたこともあるくらいなんですけどね。お産からして三様でしたよ。人生いろいろ、
文章だと長いので表で。や、表にしても煩雑だな。とりあえず視覚的に三者三様であることだけは伝わるか。尊敬するコウノトリ先生(漫画)もおっしゃってますけど、私も、ひとりとして同じお産は無いと実感しております。本当に↑表の通りです。興味がある方は拡大して読み込んでください。
それで実のところ、出産に関しては、ぷく氏のプラダー・ウィリー症候群(PWS)ならではの話よりもずっとずっと、まるのVBAC(TOLAC)の話の方が需要があるんでは?ということに気付いて(聞いて)いて。以下、真面目につづります。
PWSについては多くの親御さんがSNSやブログに出産時のことを書いてるし、書籍はあるし、疾患団体の公式サイトはあるし、医療機関のページはあるし、難病・小児慢性として登録されているから厚生労働省のデータベースにも情報はあるし、と幅広い主体が概要と実態を伝える情報を発信しています。だから、もう飽和状態といえばそうなんですよ。それでも私がPWSの子どもとの生活をノートを残すのはこれまでに書いてきた通りです。
一方、VBAC(TOLAC)については医療機関の発信と、サジェストの通り「失敗」「死亡」などの痛ましく悲しいご経験をもとに情報を伝えている方が目に付く印象です。そのほかとしてはTOLACを検討している人が掲示板に経験者談を募ると、書き込みがある…かないか、といったところでしょうか。
でも、だからこそ、私には触れがたい話だな…と思うのです。
最初に「このノートは参考になさらず」とわざわざ書いたのは、インターネット上の発信が私個人のもので、ただぷくのことを書いたものであっても、読んだ方はそれを「pwsの子どものこと」と広く解釈するかもしれないな、と考えたからです。
私の書くことは、他のpwsの患者やその育児を背負って代表して書いているものではありません。私の話です。
このノートは、誰かの代弁を「ちょっと違うんだけど…」とモヤモヤしているぐらいなら、ネットの片隅で良いから自分の話を書いてスッキリしよう、と思い立って始めたノートです。
PWSは患者数も情報も多いため、このスタンスがなんとなく伝わるかと思うのですが、VBACに関してはどうでしょうね…どうしてもやった人を背負っちゃう感じになりそうでちょっと。背負うにはあまりに重いです。
悩んでいる皆さま、まずは「VBAC(TOLAC)の取扱」を公表している病院行ってお医者さんと助産師さんに話を聞きましょう。
私は地元の産婦人科から、HP上でTOLAC件数を公開している設備の整った大きな病院の紹介状を書いてもらい、診察で子宮破裂の不安から死んじゃう心配まですっかり気持ちを出しきったところで「私たちも、そんなことにはなってほしくないのです。」と言われたので、そのままお願いしました。
…て、診察の話で思い出した。
表に書き忘れたけど、まるの時は遺伝カウンセリングと出生前診断(羊水検査、PWSの遺伝子検査)も受けたんだった。これは話しても差し障りないかと思うので別途書こう。
本日文頭、「簡単には忘れてやんねーぞ…ククク…」とか言ったくせにいろんなことぽろぽろ忘れてやがるぜ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?