会員制クラブ乃木
前回の流れから乃木さんのおうちは助産のおうちかと思いきや、廃業して別の業を営んでいる。
クラブ乃木へようこそ。
ばあばママである。ばあばママは気遣いにあふれた人である。食事のお茶から抱っこひもの装着まで逐一手助けして送り出す。
基本は先回り。頼まれたらどうにか引き受ける。スケジュール確認はこまめに。リマインドを欠かさない。
界隈の人々とよくよくお付き合いして、情報を得ている。ここで生きてゆくには情報が命。と本当に言う。
であるなら、私いつ子はチーママかと言えば、そうではない。よく見てほしい。ころ助にはきょうだいがいる。
クラブ乃木のチーママはころ助の妹である。
イチから教育した娘(こ)の方が「わかっている」から頼もしい。苦労時代の思い出話もよく通じる。あ、と言えば、うんうん返ってくる。スカウトで入ってきたよくわかんないのにいきなり店を任せるのはチョット、なのである。それはそうだ。慎重で賢明な判断だ。
そして今はつるの教育に情熱を注いでくれている。チャレンジ、ドリル、お食事の作り方、ジャニーズ、散歩がてら界隈の情報などを与えている。英才教育である。
なお、ばあばママにとってぷくは病は異なれど持病による食事制限の同志だ。二人そろって減糖減塩減量、シンパシーでいっぱい。まるは空気を読まずにばあばママを振り回しているが、開店前後のお片付けが行き届いているので評価は悪くない。
私はできたらクラブの看板よりも、極々小さな看板が欲しい。
目配りできる範囲でなにもしない。常に手酌。つまみは冷蔵庫からセルフ。カラオケは無い。アカペラで行け。スナックやバーと言うにはスナックやバーに失礼。これはなんのお店だろう。
お店の名はマイネームと「行こう」をかけてIKKO… うん?かいがいしい和装のママがいるクラブに戻った感じあるな?どんだk