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とんとん ぺ


話をする、連絡をする、文章を書く、ものごとを考える、その他あらゆる場面で言葉をつかう。

前回のポストで「差」としたところは「ちがい」の方が、今の現実のうけとめ方とその心情に沿った言葉だったと思う。

そして私は「この単語は、この言い回しは、この言葉遣いは、本当に自分の心情を表すのに適当だろうか」とよく吟味していなかったんだな、と感じた。


かつて私のことを「とんとん、ぺ」と表した人がいた。

いつ子ハタチ、若かった。

「とんとん」は手のひらで胸のあたりを叩く仕草で、何かを思うことを意味する。

「ぺ」は手を口からぱっと開いて前へ出す仕草で、何かを話すことを意味する。

そしてほんとうは「とんとん」と「ぺ」の間には「くるくる」があるんだよ、とその人は言いながら、頭の上を人差し指でくるくるなぞる仕草を見せた。

思って話す前にちょっと考えようよ、ということだ。

とんとんぺの図

うんわかったと応じたが、たぶんわかってなんかいなかった。

私はようやく、わかったつもりでずーっと(17年も)放置していた「くるくる」を自分の中に持とうとしてるのではないか。

そう気付くと、今までのポストもなんだか怪しい…

これからはより、ちょうどいい言葉を考えながら書いていくことにしよ。



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