乃木陽望

日本の映画、ドラマ、漫画、小説、音楽が好きです 小説を書いたりすることもあります。 …

乃木陽望

日本の映画、ドラマ、漫画、小説、音楽が好きです 小説を書いたりすることもあります。 映画の感想や日々のことを綴る。

最近の記事

いわゆる中間管理職になった

責任はしっかり持って働くけれども、趣味とぼーっとする時間がないと壊れるタイプだと自認する私は、マイペースに自分のこなすべき仕事を淡々と進めるのが好きだ。 そんな私が、ある日突然異動を打診され、未経験ながら管理職という立場になった。 渋々……というほど嫌々でもないし、是非是非!というほどノリノリでもない。 日頃の仕事ぶりを評価してくれて、その上で求めてくれているのならやってみようか、みたいな気持ちだ。 とはいえ私は元々淡々と自分の仕事をこなしてきた人間である。 いきなり部下

    • 「海のはじまり」を見ているとなんだかゾワゾワする

      2024年7月スタートのフジテレビドラマ、「海のはじまり」を毎週追いかけている。 楽しみに毎週追いかけているのだが、私はこのドラマを見ているとなんだかゾワっとするのだ。 怖い…?わけではないのだけど、居心地の悪さを感じるというか、間違って違う教室に入ってしまった感じがする。 クラスの常識がわからなくて居づらい、みたいな感覚。 理由がずっとわからなかったのだけど、9話まで進んでやっとこのゾワゾワ感情の意味がわかって来た気がする。 (※ちなみにこれはドラマ批判ではないです。惹

      • 「カラオケ行こ!」を観ました

        ストーリー 原作は和山やまさんの漫画。 大阪の暴力団の若頭である成田狂児(綾野剛)が、合唱コンクールで目をつけた中学生の岡聡実(斎藤潤)に声をかけ、カラオケ指導をお願いするという現実ではなかなかあり得ない展開で物語は幕を開ける。(大前提としてごく一般の中学生はまずヤクザについて行かないとは思うがそこは漫画なのでヨシ) 狂児の組では毎年組長の誕生日に組員総出のカラオケ大会が開かれており、そこで最下位になると、『ある最悪な恐怖体験』が待ち構えているという。狂児はそれを回避すべ

        • はじめましての方へ~乃木陽望のトリセツ~

          名前 乃木陽望(ノギハルモチ)といいます。 【ノギ】でも【ハル】でも【モチ】でもお好きに呼んでもらえると嬉しいです。 SNSアカウント note開設を機に一緒にbluesky(@nogimochi3.bsky.social)のアカウントを開設したのですが、まだまだ人が少ないですね。 Xのタイムラインが乱雑として見たい情報を得られなくなってきたのでblueskyに移ったのですが、あらゆる作品の公式情報はこちらには発信されていないようなのでやはりXが良いのか?と悩み中です。

        いわゆる中間管理職になった

          誰かを想うことで強くなれる『君が心をくれたから』

          2024年1月〜3月、私は2.3年ぶりにしっかりとドラマのワンクールを追いかけた。 その内のひとつがフジテレビ系月曜21時に放送されていた『君が心をくれたから』だ。  昭和生まれ平成育ちの自分が見るには少々若々しすぎるとは思ったものの、私は元来ファンタジー好きで、時を越えたり謎の奇跡が起きたり、死んだはずの人が生き返ったりと、日常では考えられない出来事に巻き込まれる話が大好きなのだ。 このドラマとの出会いは偶然で、でもアナタは見るべきというそれこそ謎の力が働いたような気さ

          誰かを想うことで強くなれる『君が心をくれたから』

          誰も僕を知らない世界へ 映画『ある男』感想

          映画『ある男』は人の心の奥底に眠る漠然とした居辛さをあぶり出した 人間関係に不満があるわけでもない。 それなりに楽しく暮らしている。 それでもふっと、誰も今の自分を知らないどこか遠い場所へ行って、新しい人生を始めたくなる。 私はそんな願望が時折心をよぎる時がある。 大抵、人間関係や仕事に疲れ果てた時だ。 結局それは、軽い不平不満から逃れたいだけの戯言にすぎないのだけれど。 ある意味、SNSを使えば至極簡単に今の世ではそれを叶えることができる。 小さなデバイスの中では、リア

          誰も僕を知らない世界へ 映画『ある男』感想